サーフィンの魅力というのは、やってみないとわからないものです。私もそうでしたが、見ているだけではわかりません。カッコいいな〜、でもそれ以上の期待はない...というか想像できない。だから積極的に「やってみよう!」とはなかなかなりません。
でも何かのキッカケでやってみたら、おもいっきりハマってしまいます。最初にあった不純な動機など吹っ飛んでしまって、とにかく波に乗りたくなる。しかし社会人には自由がきく時間は少ない。学生のようにいつでも海には行けません。月に1回くらいしか海に行けない人も多いことでしょう。そんな方が、思いもかけなかったサーフィンにハマってしまと...けっこうなストレスになってしまうものです。
ゴルフなら近所に練習場があってストレス発散できます。そして練習していればコースに出るたびに上達しています。つまり世の中は社会人がゴルフを楽しめる環境に作られています。まかり間違ってサーフィンにハマってしまった社会人は辛いです。まとまった休みがとれない人は辛いです。海なし県の人も辛いです。波なし県の人も同じです。
で、そんな方に私はロングボードを勧めています。これはけっしてネガティブな理由ではないのです。ロングボードじゃないと無理ってことではないのです。無理してショートボードやファンボードに乗るよりも結果的にロングボードの方が絶対的に楽しめるからです。
ショートボードは楽です。軽いし小さいし。そしてたしかに動きが機敏でスリルがあります。しかし、ロングボードにはそれ以上の魅力があると思っています。
ロングボードの本当の魅力...なかなか想像できないことでしょう。それは「サーフィンはやってみないとわからない」のと同じです。ロングボードにおいて、「やってみる」とはどういう意味か。単に「ロングボードに乗ってみる」ではありません。
それは「歩いてみる」ということです。ロングボードは板の上を歩いてこそ価値があるのです。歩けた瞬間の感動といったら。もしかして始めてサーフィンした感動よりも大きいかもしれません。そしていつかはノーズを目指すのです。
これこそがロングボードサーフィンの醍醐味。
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狙った波は絶対に逃さない
うねりがバラつきいていてブレイクの予測が困難な波。こんなときはロングボード特有の超アウトサイドからのテイクオフは不可能。ロングボーダーの波待ちはほとんどショートボーダーと同じ位置になってしまいます。波がブレイクする寸前を狙ってテイクオフしなければならず、こういうときに起こりがちなのがノーズダイビング...
ロングボードは簡単か
「ロングボードは簡単で楽」というのは本当でしょうか。一般的にはそのように認識されていますよね。 いったい、なぜそうなのでしょう。 パドリングが楽だから テイクオフが早いからおそらく、この2つがその理由としてあげられるのだと思います。しかし、これについては冷静に考えてみる必要があります。ど...
ロングボードはスタイリッシュに
いい天気とメローな波...いわゆる”ロングボード日和”。そんな日にロングボーダーを見ていて思うのですが、スタイリッシュに乗っている人がほとんどいない。その典型が...ガニマタまるで相撲取りが土俵の上でシコを踏んでいるかのようなライディングポーズ。「オレはそれでいいんだよ」と本人がそう言うのであればそ...
ロングボード向きの波
よく言いますよね、「この波はロングボード向きだね」とか、「そのポイントはロングボード向きの波ですか?」なんて。そこで私が考えるロングボード向きの波とは、 ■ 遠い沖から割れ出して、インサイドまで続く波 ■ 右から左、または左から右へと規則正しく割れる波 ■ オフショアの面ツルで、軽くチューブぎみの波...
サーフィンライフ
草野球であろうが草サッカーであろうが、その”乗り”はどうしても体育会系にならざるをえません。「試合に勝つ」という最終的な目的においては、学生リーグやプロリーグと同じだからです。そういう目で見たときサーフィンの場合、いろんな”乗り方”があるんですね。この表現は「ボードに乗る」というのとひっかけてみまし...
ショートボードは意味なし
ショートボーダーがロングボードに乗ると、途端にサーフィンが下手になってしまうものです。ショートボードはちょっとしたアクションでボードが動くのに対してロングボードではそうはいかないからです。というわけで、今一度サーフィンの基本に立ち返ってみたいショートボーダーにはロングボードをお勧めいたします。スピー...
ロングは年寄りが乗るボード?
JPSA第1戦のプロトライアルを勝ち抜き、46歳にしてショートボードのプロに合格した静岡の今村大介さん。「自分は歳だから...」と思っている中高年世代に勇気と希望を与えてくれる嬉しいニュースでした。ずいぶん前ですが、40代にしてオリンピック(アーチェリー競技)に出場した山本博さんは「中年の星」という...
ロングボードはなぜ疲れるのか
いつもお世話になっております。ロングボード初心者脱出プログラムを購入させていただきました大阪在住の●●と申します。去年8月に42歳で憧れだった波乗りを始めました。歳のことも考えてシングルフィンのロングボートをチョイス。しかし最初はパドリングが苦しかったです。今は平日の夜に週一で通うボルダリング等のお...
ロングボードでは乗れない波
JPSA男子ロングボード第4戦(千葉太東)、ラウンド2でセットを捕えた櫻岡甲太プロ。台風が過ぎ去った後も一般サーファーにはクローズコンディションですが、それでもプロの大会は容赦なく開催されており、ロングボードでこの波をキャッチするのは至難の業であります。宮崎から毎年コンスタントに全戦出場している藤井...
ロングボードを魚雷にしないために
宮崎の青島ポイントは今日も小波のファンウェーブ。ビギナーにとってはこれ以上ない練習日和となりました。しかし、そんな平和な海で驚きのシーンを私は目撃してしまったのです。私が沖へ向かっているとロングボードのお兄さんがテイクオフしてきました。見ると、ロンボの進行方向にはボディーボードの女子がいるではありま...
ロングボードに飽きる理由
先日、ひさしぶりにロングボードでサーフィンしました。あらためてロングボードはテイクオフが速いな〜と思いながらロングライドを楽しみました。しかし...波のフェイスを走っているだけでは飽きるのです。5本も波に乗ったら腹いっぱいってかんじ。ロングボードの方で、いつもそんな思いをしておられる方は多いのではな...
ロングボードのリスクマネージメント
ロングボードに乗るときは他のサーファーに対するリスクマネージメントがとても重要です。インサイドにいるサーファーをよけながら上手くボードをコントロールするのはもちろんのこと、不用意にワイプアウトしてボードを飛ばしてしまわないようにしないといけません。いずれショートに乗りたい人でもまずはロングボードを私...
ロングボードもカットバックが簡単?
ショートをやっていてロングライドができない人は、是非ロングボードをやってみてください。とりあえず、岸まで乗っていく快感を知ってほしいのです。ショートに戻ったときに、そこから新たなステージに行けるはずです。木崎浜の南側はロングボーダーばかりのポイントになっていて、先日は小波ながらオフが吹くロングには絶...