WSL（旧ASP）

WSL（World Surf League）とは、旧ASP（Association of surfing professional ）から進化した世界プロサーフィン連盟のこと。ＪＰＳＡが日本国内だけを管轄する団体であるのに対してこちらは世界レベルの団体でして、世界各国で開催される主要なサーフィン大会を管理運営しています。

WSL管轄のサーフィン大会は大きく２つのリーグに分かれていまして、それがQSシリーズ（World Qualifying Series）とCT（Champion Tour）であります。　なんだか、ごちゃごちゃしてきましたね。わかりやすいように、これらを野球に例えてみましょう。

日本プロ野球　⇒　ＪＰＳＡ主催の大会

アメリカ・メジャーリーグ　⇒　CＴ

どうです、わかりました？　イメージはこれでいいと思います。しかし、細かいところで違いがあります。プロ野球の選手は勝手にアメリカのリーグに参戦できませんが、サーフィンの場合はこれが勝手にできちゃうんです。といってもＱＳならですが。ＱＳの試合は全世界で数多く（約５０試合・女子は１５試合）開催されていまして、日本でも男子の試合が３つほどあります。

ＱＳの試合は、またこれがややこしいのですがQS10000,QS6000,QS3000,QS1500,QS1000にランク分けされております。数時が大きいほど賞金とポイントが大きく、年間を通して総ポイント数が最も大きい選手がCTにクオリファイできるのです。

そしてそしてCＴです。日本人は未だもって誰一人CTにクオリファイできておらず、つまり．．．野球のメジャーリーグよりはるかに至難ということでしょうか。

なんとかCTに入れたとしても、年間ランキングが下がると次年はその資格が無くなります。なのでCTの資格を持っていてもQSの試合にも出ている選手が多いそうです。半端な体力ではもたないことが容易に想像できます。