テイクオフが上達

テイクオフ成功の法則



外人はなぜテイクオフが上手いのか

 

これはプロポーションのとれた人のイラストですが、特徴は顔が小さくて手足が長いこと。西洋人や黒人に多い体型です。ここで青いラインは腰骨の位置を示しており、赤いラインは手の位置を示しています。このような見た目にも美しい体型の人はテイクオフが上手いです。日本人には少ない体型ですので、だから日本人はとりわけテイクオフで苦労するのだと最近思っています。そこで...

 

 

 

 

 

 

これが典型的な日本人体型ですが、先の西洋人体型と比べると美しさの点で明らかに見劣りします。しかし、ここではそんなことはどうでもいいのです。問題は腰骨の位置(青いライン)と手の位置(赤いライン)が近いこと。

 

 

このような体型の方はしっかりしたテイクオフ理論をマスターしないと、いつまでたってもサーフィンは上手くなりません。毎回のように言ってますが、「サーフィンはテイクオフが全て」だからです。もちろん西洋人体型の人も、テイクオフを極めることで上達スピードは格段に上がっていきます。

 

 

 

 

 

 

サーフィンEブックにテイクオフ理論を補足するページを追加しました。どうして手足が長い人が有利なのか、手足の短い人はどうしたらいいのか。そのへんに焦点を当てて書いています。これはちょっと衝撃的な内容かもしれません。名付けてテイクオフのブランコ理論。ブランコのように両足を引き込んでいくのですが、この理論を知っておくだけでテイクオフが劇的に上手くなっていきます。

 

テイクオフのブランコ理論

 

無料クリニックを受けにこられた東京のミノルさん(32歳)です。ミスターテイクオフのビデオは以前送っていただいており、問題だったガニ股は改善していました。しかしスタンスが狭いという、みなさんに共通する新たな問題が発生していました。スタンスが狭く、こんなに前足が後ろにあると完全にボードは失速してしまいます。

 

 

要するに、前足がクリティカル・ポジションに置かれていないのです。その原因は日本人特有の体型です。ミノルさんは標準的な体型をされていますので、とても参考になります。テイクオフでは踏んばらないといけないのですが、踏んばらずに楽に立ってしまうのが狭いスタンスになってしまう原因です。私の考える「テイクオフのブランコ理論」を知れば、どうすれば踏んばることができるのかを理解いただけるでしょう。ただ踏んばるだけでは体がギクシャクしたりガチガチになってしまいますが、この理論を理解して実践すれば無駄な力を抜くことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさにこれです。●●で体重を支えるというのは非常に肝だと思いました。長い間サーフィンをしてきて、ずーっと膝は付いてから跳ね上げていくものだと思ってきましたが、はらさんがそこに新しい扉を開けていただきました。

 

今まで私は●●を伸ばしきらずに脚をさばくことだけを考えてましたが、これが間違いでした。体重を乗せ切るくらいにしながら前方斜め方向に●●を伸ばしていくと自然に後ろ足から前足へとボードに置かれていき、そのあとそのままライディングに入っていけるのでサーフィンが劇的に変わりました。

 

プロのテイクオフの連続写真を見ると必ずこの体勢になっているのに気づきます。一体このときの膝はどうなっているのかと思ったのですが、はらさんのブランコ理論が解明していただきました。おかげさまでサーフィンがまた楽しくなりました。

 

湘南の佳孝さん(40歳)から感動のメールをいただきました。その他にもたくさんの方からメールをいただいており、この反響の大きさに少し驚いています。これはサーフィンEブックの補足的内容のはずだったからです。



コンテンツ
テイクオフ・スレッシホールドとは
テイクオフ・スレッシホールドを認識できていないがためにテイクオフの動作が早すぎたり、逆に遅すぎたりします。
テイクオフTHを誘発させる
このアクションによって確実にサーフボードは波のトップからボトム方向に押し出されます。これが「テイクオフTHを誘発する」というアクションになります。
ポップアップのテイクオフ
「テイクオフ・スレッシホールドを誘発する動き」は、ライディングのときにボードを踏んで加速する動きと原理が同じです。
クリティカル・ポジション
クリティカル・ポジションとは、そこに前足を置いたときボードが最も安定し、そして加速する場所です。ロングボードの場合は、このポジションは波の状況で常に変化します。
テイクオフから攻めるサーフィンを
私たちは立つことだけに一生懸命になりますが、この「攻めるサーフィン」の極意を少しでも参考にするとテイクオフが...いえ、サーフィンが変わってきます。
パーリングしないために
パーリングするしないは波しだいという面が大きいので「私はしない」という方でも本当かどうかはわかりません。
バックサイドのテイクオフ
サーフィンにはいくつものハードルがあって「横に走る」というのはその一つであり、これをクリアしたときにサーフィンの本当の楽しさを感じることができます。
テイクオフで踏ん張る...という意味
最も重要なことは、一瞬たりともこの映像を見失ってはいけないということ。見失ったとたん、パーリングしたりスープにつかまったりしてしまいますから。
ホバリングで横へ走る
ボードは横を向いていないのに体だけ横に行くから、そのままドボンのケース。これはたしかにあります。ただ、私の考えるサーフィン上達法においては意識はそれでいいです。
3点リフトアップ理論
上級者がやってるポップアップのテイクオフは体力があるうちは強力ですが、少しでも体力が弱るとテイクオフ失敗を連発してしまいます。
ビハインドからのテイクオフ
チューブライディングはどれだけチューブの奥にいるかが審査のポイント。だからみんなビハインドを狙うのです。

 
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