テイクオフから攻めるサーフィンを
ジョーディのボトムターン。このときボードを当てこむリップを探しています。攻めるサーフィン(マニューバラス・サーフィン)では先を読んだアクションが必須です。そしてそれはテイクオフのときからスタートしています。
そう、彼らは立つ前から波を観察しています。立つ前からすでにボードを当てていく場所を探しているのです。私たちは立つことだけに一生懸命になりますが、この「攻めるサーフィン」の極意を少しでも参考にするとテイクオフが...いえ、サーフィンが変わってきます。
神奈川県のヒロシさんがミスターテイクオフの動画を送ってきてくれました。
シークエンス1
シークエンス2
シークエンス3
シークエンス4
シークエンス1〜2でノーズを落としたときにガシッ!と音がしていますが、これは真上方向に体を跳ね上げているからです。いわゆるピョン立ちに近いのでここは修正が必要です。MR専用Eブックを読み返してみましょう。
シークエンス3〜4の立っていくところはGOODです。前足もよく出ていて体が正面を向いています。前足過重もしっかりできています。次は「攻めるサーフィン」を意識していきましょう。このシークエンスで波を観察するアクションを入れていくのです。フロントサイドでは顔を右上に、バックサイドでは顔を左上に向けていきます。そうするとボードも自然に傾いてターンの態勢になっていきます。
そうやってテイクオフのシミュレーションをするのがMRの最終的な使い方です。
コンテンツ
- テイクオフ・スレッシホールドとは
- テイクオフ・スレッシホールドを認識できていないがためにテイクオフの動作が早すぎたり、逆に遅すぎたりします。
- テイクオフTHを誘発させる
- このアクションによって確実にサーフボードは波のトップからボトム方向に押し出されます。これが「テイクオフTHを誘発する」というアクションになります。
- ポップアップのテイクオフ
- 「テイクオフ・スレッシホールドを誘発する動き」は、ライディングのときにボードを踏んで加速する動きと原理が同じです。
- クリティカル・ポジション
- クリティカル・ポジションとは、そこに前足を置いたときボードが最も安定し、そして加速する場所です。ロングボードの場合は、このポジションは波の状況で常に変化します。
- パーリングしないために
- パーリングするしないは波しだいという面が大きいので「私はしない」という方でも本当かどうかはわかりません。
- バックサイドのテイクオフ
- サーフィンにはいくつものハードルがあって「横に走る」というのはその一つであり、これをクリアしたときにサーフィンの本当の楽しさを感じることができます。
- テイクオフで踏ん張る...という意味
- 最も重要なことは、一瞬たりともこの映像を見失ってはいけないということ。見失ったとたん、パーリングしたりスープにつかまったりしてしまいますから。
- ホバリングで横へ走る
- ボードは横を向いていないのに体だけ横に行くから、そのままドボンのケース。これはたしかにあります。ただ、私の考えるサーフィン上達法においては意識はそれでいいです。
- テイクオフのブランコ理論
- この理論ではどうして手足が長い人がテイクオフで有利なのか、そして手足の短い人はどうしたらいいのかを解説しています。
- 3点リフトアップ理論
- 上級者がやってるポップアップのテイクオフは体力があるうちは強力ですが、少しでも体力が弱るとテイクオフ失敗を連発してしまいます。
- ビハインドからのテイクオフ
- チューブライディングはどれだけチューブの奥にいるかが審査のポイント。だからみんなビハインドを狙うのです。