オフザリップ(その1)
オフザリップとは、波が今まさに崩れようとしている場所にサーフボードを当てこみ、その反動でボードを180度反転させる技です。サーフィン大会では最も高い得点が狙える技であり、飛び技が一般的となった現在でもその魅力は全く失せていません。
体の軸とテールの蹴り
オフザリップ(フロントサイド)のとき波のトップでは両腕または片腕を高く上げます。このハンドアクションによってバランスがうまくとれるのです。下半身(体の軸)はボードに対して垂直に立っており、この軸を中心にボードを回転させます。一方で、上半身(腰から上)は波のボトムに対して垂直です。腕を振り上げるのは、...
バックサイドはGを意識する
こちらは逆に失敗例。どうして板から落ちたかといえば、ボードには全くGがかかっていないからです。サーフィンにおいてGを働かせる方向はただ一つしかなく、それはボードに対して垂直方向。普通にボードの上に乗っているときGは縦方向にかかっていますが、ボードが横に傾けば横方向へのG(横G)をかけなければなりませ...
ステップバック
stance...スタンス本来は「姿勢」とか「立場」という意味ですが、どうやらスポーツの世界だけ「足の構え」を指すようです。もちろんサーフィンにおいてもそうです。「サーフィンはテイクオフが全て」というのは私のサーフィン哲学の基本ですが、しかしスタンスに関しては問題視していません。スタンスについて悩ん...
トップアプローチの秘訣
世界のトップサーファーが波のボトムから、いかにしてトップめがけて上がっていくかを観察してください。このテクニックはアップス&ダウンやプルアウトの延長線上にあるのですが、これができるかどうかでサーフィンのレベルに雲泥の差が生まれます。クイックにトップに上がるには、テールを踏むと同時に波側のレールを深く...
クローズド・セクションでの技
カリッサ・ムーアのクローズド・セクションでのリッピングです。クローズド・セクションというのは波が完全にクローズしてしまう部分であり、ここで一発大きな技を入れるとポイントが高くなります。クローズド・セクションで最も有名なのはローラーコースターですね。スープに乗り上げてボードを返していく技です。しかし....
バックサイドのリッピング
これはカリッサ・ムーア(ハワイ)のバックサイドのリッピング。彼女のマニューバーは基本に忠実であり、私たちにとって本当に参考になります。カリッサは現ASP女子をリードする選手なので、そういう意味では女子サーフィンの技術はまだまだ常識の範囲内にあるといえます。しかし、中には...こちらは同じくマリア・マ...
JPSA女子のトップアクション
JPSAツアー2013(女子ショート)の最終戦では、プロトライアルから勝ち上がった田代凪沙(なぎさ)が年間チャンピオンを2年連続で手にしたベテランの庵原美穂プロを決勝で破り優勝しました。たしかに田代凪沙アマはその若さを活かした元気のいいサーフィンをしていたのですが...これは田代凪沙アマが準決勝のと...
世界レベルをマネしてはいけない
video platformvideo managementvideo solutionsvideo playerハワイのノースショアでトリプルクラウンと呼ばれる3つの大きな大会がスタートしました。まずはハレイワで開催されるリーフ・ハワイアン・プロ。上はファイナル(決勝戦)のダイジェストです。選手た...
垂直リッピングと後ろ足の蹴り
カリッサ・ムーアが子供のころのサーフィンを振り返っています。10歳くらいのときのバックサイドリッピング映像がありますが、すでに基本形が完成していてさすがです。そしてワールドチャンピオンとなった今、どこまで進化したかといいますと...SQ01SQ02SQ03これはブラジルで開催中のWCT第4戦でのバッ...
バックハンドの方がリップは簡単?
バックハンドが上手くなるコツは? 5分3秒〜バックハンドの方が、絶対リップとか簡単だと思うんですよね。背を(波のフェイスに)向けてる分、体を返しやすいじゃないですか。フロントサイドの方が難しいと思うんですよね、リップは。これは誰でも思っていること。それを改めて日本のトッププロに解説されると「...