サングラス

サーファーはなぜサングラスをかけるのか

 

オークリーのウォータージャケット(↑)は海にかけて入ることができるサングラスとして売り出されていますが、実際はファッションの域を脱していません。フレームで視野が狭くなるし、しだいにレンズが曇ってきますので、とても本気モードでサーフィンするときに使えるものではありません。

 

 

サングラスはサーファーにとっては必須のアイテムですよね。 これは昔からそうなのですが、サングラスがサーファーであるあなたにもたらす効用は...と考えた場合、ファッション以外のなにものでもないという答えになってしまわないですか。 なぜなら、サーファーは海に浸かっている時間の方が圧倒的に長く、海から上がっておもむろにサングラスをかけてビーチでくつろぐ時間なんて誤差範囲くらいに短いはずですから。たしかに海まで長距離を運転する人にとっては有効ですが、それはサーファーだからということとは直接関係ないでしょう。

 

 

というわけでサングラスはサーファーの単なるファッションなのですから、サングラスメーカーのカタログの能書き(UVカット率など)にあまり神経質になる必要はないと思います。 ズバリ!自分がかっこいいと思うものを選べばいいのではないでしょうか。

 

 

と、ここで話を終わらせないのが私流です。 これはまったく個人的な感慨なのですが、サングラスの効用について、まったく別のものがあると思っています。 それは

 

 

 

     激しい運動のあとのリラグゼーション効果

 

 

 

でして、これはスポーツジムがエアロビクスとかのあとで行っているものと同じです。 レッスンを受けた人達を仰向けに寝かせて、照明を落としていきます。 柔らかく優しい光に包まれると、彼らは一気にリラックスモードに入っていくのです。サーフィンという過激な運動のあとにサングラスをかけると、なんともいえない心地よさを感じるのは正しくその効果ですね。