サーフィンのマナー

テイクオフ成功の法則



プレイゾーンとデッドゾーン

 

薄い黄色で示した部分は波のピークからテイクオフしたサーファーの「プレイゾーン」でして、基本的には他のサーファーはこのエリア内に居てはいけないのです。そういう意味で、他のサーファーにとってこの部分は「デスゾーン」と呼ばれています。

 

 

以下は先日いただいた質問メールなのですが、どうやらこの方はデスゾーンで波待ちしていたようです。

 

 

 

はらさま、お世話さまです。サーフィンEブックを読みながら日々勉強をさせて頂いております、40歳の●●と申します。私は主に湘南で練習をしているのですが、今もその帰りでメールをさせて頂いております。サーフィンを初めてからもうすぐ一年になりますが、やっとウネリから立てるようになった程度です…。もちろん横には滑れません。

 

 

今日はちょっと落ち込む事がありまして…。それは練習している時に隣の人に、「きみ、さっきからみんなの邪魔をしているよ!初心者はあっち行って!」と言われた事です。一応、一本の波に一人しか乗れないというルールはわかっているつもりで、パドリングの時も左右を見ながら気を付けているつもりなのですが…。

 

解決方法は経験を積んで慣れていくしかないのですかね…? それともひたすらピークを目指して波を追いかけるしかないのですかね? でも私にはまだピークがどこか、はっきり見分ける力と経験がありません…。

 

 

また注意されると思うと何だか怖くなってしまいまして…。取り留めの無い長文メールですみません。何か良いアドバイスを頂けたら幸いです。

 

 

 

どこで波が割れるかわからないポイントであればこのようなトラブルはないのですが、あるていどピークがはっきりしているポイントではよくあることです。ですのでデスゾーンを意識して波待ちしなければいけませんし、ゲティングアウトするときもこのエリアを回避してパドリングしなければいけません。

 

 

しかし、注意されたからといってそれで凹んでしまってもいけません。ビギナーは「注意されて成長する」ものですので、一つ勉強になったくらいに前向きに考えましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは1978年のサーフィンワールド誌に掲載されていた「読者からの便り」です。今こんなことを書いたら警察ざたになるでしょう。30年前の世の中の風潮がいかに大らかだったかがうかがえます。



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