サーフィンとオリンピック

テイクオフ成功の法則



チームジャパンは過去最高の3位

2017年に宮崎県のお倉ヶ浜で開催された世界ジュニアサーフィン選手権。このお倉ヶ浜はおそらく日本一のサーフポイントだと私は思っていて、その証拠をまざまざと世界に向けて発信した大会となりました。

 

大会期間の1周間に渡り、安定したコシムネのクリーンな波を提供。「ある意味でマジック」と表現しているメディアがありましたが、お倉ヶ浜ではそれが日常なんです。

 

 

 

この大会に出ている選手たちは3年後の東京オリンピックの各国代表候補ですので、その前哨戦といえます。さて、その最終結果は...なんとチームジャパンは過去最高の3位。つまり、オリンピックだったら銅メダルです。

 

 

1−アメリカ
2−ハワイ
3−日本
4−オーストラリア
5−フランス
6−ブラジル
7−コスタリカ
8−アルゼンチン
9−ポルトガル
10−ニュー・ジーランド

 

 

 

 

      しかし

 

 

 

この結果をそのまま受け取るとぬか喜びになるかもしれません。プロサーフィンの舞台(WSL)で表彰台を席巻しているのは、今やブラジルとオーストラリアです。その国がこの世界ジュニアで日本に負けている事態を冷静に見るならば、やはり強い選手は来ていない可能性が高いです。

 

特にブラジル。プロの大会ではすごい選手が年を追うごとに湯水のように湧いて出てきているのですから。18歳以下にはそれこそとんでもないサーファーがウジャウジャいるはずです。

 

そして彼らは間違いなくお金のためにサーフィンをしています。だから賞金が出ない大会には興味が薄いのです。それはサッカーと同じでして、オリンピック以外にはトップレベルの選手は出てきません。なので、3年後の東京オリンピックでは顔ぶれがぜんぜん違っていることが大いに考えられます。



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