アップス&ダウン

テイクオフ成功の法則



腕を回せばサーフィンが上手くなる








ジョーディ・スミスのライディング。この動画で私が一番に注目したのは彼の上半身の使い方です。ジョーディのサーフィンが華麗なのは長い両腕をリズミカルに振り回し、まるでダンスを踊っているかのように見えるからです。というわけで今日のお題は上半身、特にサーフィンにおける腕の使い方なのですが...

 

 

 

 

 

 

 

 

ボトムターンに入る準備では、右腕(波側の腕)が9時の方向にあります。

 

 

 

 

そしてボードを波側に傾けるためにボードに最も加重している場面では、右腕は6時の方向。

 

 

 

 

フィニッシュとして右腕を3時の方向に振り抜いたとき、ボードは傾いてレールが波に食い込んでいます。

 

 

 

ボードの上に立ったあと、下半身だけでサーフィンしているのが初級者です。そこから徐々にサーフィンが上手くなるにつれ、上半身の動きが伴ってきます。このとき意識して上半身の動きを取り入れていくと、サーフィンの上達速度はグンと上がっていきます。プロ選手は上半身の動きが実にみごとです。もし上半身が使えなかったとしたら、ジョーディでさえ全くつまらないサーフィンになってしまうことでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミスターテイクオフを使ったターンの練習。上半身の「ひねり」だけでターンするのが初心者の特徴です。実際に波の上でサーフボードをこのように回転させるのは不可能です。

 

 

 

上半身の沈みこみと腕の振りを使って、両足のつま先にしっかり加重します。このアクションによってサーフボードは傾き、ターンが始まっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはサーフスケートを使った練習。腰の回転を使っただけなのでターンに勢いがなく、見た目もショボイです。

 

 

 

 

腕の振りを入れるとターンが加速しました。サーフィンのための、もっと本格的なボトムターンをするには頭の振り下ろしもマスターしたいところです。



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