カービングターン

テイクオフ成功の法則



日本一のターン、世界一のターン

 

JPSA第1戦、クラマス大会でみごと優勝した仲村拓久未プロのトップターン。サーフィン関連メディアは、このフルレールのターンをこぞって絶賛しています。そしてこの私も先日の記事で褒めていたのですが...

 

 

 

 

 

 

 

一方こちらはWCTの第3戦、マーガレットリバー大会(オーストラリア西海岸)でのジョン・ジョン・フローレンス。波が違うので一概に比較できませんが、これが世界一のトップターンと言っていいでしょう。

 

 

日本人では最高レベルの拓久未プロとは明らかに違います。動画だと拓久未プロのターンも切れがあるのですが、冒頭の写真のように静止画で切りとられると動きが止まって見えます。それに比べて、ジョンのターンは静止画でも躍動感が半端ではありません。この違いはどうして生じるのでしょうか。

 

 

それは体全体に「しなり」があるかないかです。ジョンの体はまるでムチのように「しなっている」ではありませんか。そしてもう一つ決定的なのは、後ろ足から前足への強烈な体重移動です。それはテールを蹴り出してフィンアウトするものではなく、フルレールでそれをやってしまうから凄いのです。フルレールを意識すれば、どうしても両足加重になるのが普通です。そこをターンの終わりで完全前足加重にするには、驚異的な体の柔らかさと足腰がないと不可能な世界です。



コンテンツ
スラッシュの180度ターン
スラッシュというのは後ろ足を蹴りだし、前足をたたんで軸にしながらボードを回す180度のターン。
サーフィンと足首の柔らかさ
サーフィン(カットバックなどの技)は体の柔軟性がとっても重要な要素でして、特に足首は要(かなめ)なのです。

 
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