サーフィンライフ 創刊号

テイクオフ成功の法則



サーフィンライフ 創刊号

 

今は唯一のサーフィン月刊誌となったサーフィンライフ誌ですが、その創刊号(第一号)は1980年の4月1日にマリン企画から発行されています。すでにオーシャンライフ社から日本のサーフィン雑誌の草分けであるサーフィンワールド誌が1976年から発行されていたわけで、そのスタートは4年も遅れをとったことになります。

 

 

上のキャプチャーはサーフィンライフ創刊号からの抜粋で、ドジ井坂さんがチャンネーと対談するといった企画になっています。このあとドジ先生はフジテレビの深夜番組(オールナイトフジ)でもたくさんの女子大生に囲まれるという人生最大の春を謳歌するわけですが...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対談の内容は実にくだらない。この企画に象徴されるように、サーフィンライフ誌はスタートの時点ではかなりのナンパ本だったことがうかがえます。おそらくは会社の方針として、当時人気だった平凡パンチとかプレイボーイ誌の路線で行くつもりだったのでしょう。それは先行するサーフィンワールド誌がいかにも専門誌の様相を呈していたことに対する戦略だったのかもしれません。

 

 

サーフィンライフ誌の初代編集長は森下茂男さん。ドジ先生なんかよりもずっと前からハワイのノースショアで単独生活していたというサーフィン界の生き字引きです。シゲモリ博士と呼ばれる今、もう一度ライフ誌の編集長をやるとしたら、どんなサーフィン雑誌にしてくれるのか妄想してしまいます。

 



コンテンツ
日本人プロサーファー誕生
ドジ井坂さんは日本人プロサーファーの第一号みたいに今では言われていますが、実質的にプロだったのはこの世代からなんですよね。
サーフィンワールド 第8号
今は廃刊となったサーフィンワールド誌の第8号(1978年4月発行)です。この表紙、誰だかわかりますか。実は、この彼も今は亡き人なのです。
リップカール
リップカールといえば、ご存じサーフブランドの大御所。上みたいなサーフパンツなど、ほとんど何でも作って売っています。
クイックシルバー
1980年代のサーフィン雑誌に掲載されていたクイックシルバーの広告。1ページを使っているのに宣伝文句は一切ありません。
シーガルの謎 〜 解決編
DOVEは今でも日本市場で健在です。シーガルの生みの親だってこと、もっとアピールしてもいいのではないでしょうか。
折りたたみサーフボード
実は日本のサーフボードメーカー(ゴッデス)も、なんと1980年にツーピースのサーフボードを発表しているのです。

 
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