アップスダウン

テイクオフ成功の法則



波が止まって見える

相対性理論ってご存知ですか。中高年なら知っているはず。でも、最近の若い人はどうなのでしょう。20世紀の天才、アインシュタインが提唱した世界で最も有名な理論ですね。

 

 

 

     物体の速度は光速を超えられない

 

 

     光速で飛ぶと時間は圧縮される

 

 

 

この2つは、いわゆる相対性理論から導き出される事象として世に知られています。特に2番目の事象は有名で、あらゆる空想科学(SF)において物語のカギとして利用されています。宇宙旅行から帰ってきたら、地球上では何百年もたっていて家族や友人知人は既に死んでいた...というやつです。

 

 

アインシュタインの相対性理論をサラッと解説しておきます。高速で移動する乗り物の中でゴムまりをポンと1回ついたとき、そのゴムまりの移動距離は手から床までの距離×2(往復)なので約2メートルです。しかし、その乗り物の外(地上にいる人)からゴムまりを観察した場合、移動距離はその何倍にも何十倍にもなります。 実際にはその移動距離は乗り物が移動した距離なのですが。このように、観察する場所によってゴムまりの移動距離は変化します。 つまり、相対的なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はチューブ波(掘れた波)を見ると、「相対的だな〜」といつも思います。 

 

 

 

     乗れる人には波のフェイスが静止して見える

 

 

     乗れない人には波のフェイスが動いて見える

 

 

 

乗れる人と乗れない人、それぞれで波を観察する場所が違っているからです。つまりは...相対的。波が掘れると、テイクオフできるのかどうかの判断に悩むものです。この相対性理論を理解すれば、けっこう判断がやりやすくなります。「あ、これはいける」とか「あ、これはやばい」とか。わかるようになります。



コンテンツ
乗った波から抜けてしまう
サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
パワーがある波
波自体にパワーがあってライダーが加速しなくてもいいような場合には、正直なところアップスダウンをやろうと思ってもできません。
中級者もトップターンでこける
横G(横方向への重力)がないままサーフボードを傾けてしまうので、当然のごとくライダーは下に落ちてしまうわけです。
サーフボードを加速させる
ハウツー本やDVD。どれも言ってることは”前足加重”の大切さについてです。たしかにそうです、”前足加重”は大切です。しかし、それだけ?
レールを切り返す
ビギナーや初級者がなぜここで失敗するかといえば、後ろ足が棒立ちになるからです。後ろ足が棒立ちになると体の重心の位置が高くなって不安定になり、しかもノーズ加重になります。
サーフィン体操をしよう
これは太極拳をやっているのではありません。私が考案したサーフィンのための体操でして、アップス&ダウンの基本動作をマスターするのに効果抜群です。
ボードを加速するために
よくノウハウ本に書いてある「ボードを加速するには前足加重」というのは正確な表現ではありません。全くボードが走っていないのに前足加重しても失速を防ぐ以外に意味がないからです。
アップス&ダウン体操
アップス&ダウン体操は私が考案したサーフィン専用の体操です。簡単そうに見えますが、これがなかなか難しいのです。
週末サーファーのためのテクニック
サーフィンで一番難しいのが「いかにしてスピードを得るか」であり、プロレベルのサーファーと週末サーファーの決定的な違いがそこにあります。

 
ホーム 基礎知識 豆知識 読者の声