ノーズライディング

テイクオフ成功の法則



ロングボードの常套テクニック

 

中国の海南島で開催された女子ロングボード世界チャンピオン決定戦(スウォッチガールズプロ2013)。ファイナルは、もはや宿命のライバルとなったケリア・モニーツ(ハワイ)とチェルシー・ウィリアムズ(オーストラリア)の戦いでした。二人ともグーフィーフッターで、しかもサーフィンスタイルがよく似ています。とにかく、どちらも甲乙つけがたいほどに上手いのですが...

 

 

 

 

 

 


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これはケリア・モニーツのノーズアプローチです(反転してレギュラースタンスにしています)。ノーズに歩くタイミングがわからない人は、まずはこの瞬間から攻めてみてください。つまり、テイクオフからの流れでノーズに行くのです。

 

 

ノーズに歩くタイミングを見つけるのはとても難しいものでして、迷っているとなかなか歩けません。そこで常套テクニックなのですが、歩くタイミングはライディングの始めに2回出てくることを頭に叩きこんでください。一つはテイクオフ直後、そしてもう一つはボトムターンしてトップに向かう直前です。ミスターテイクオフのSTDモデルはその陸上練習にとても効果的です。

 

 

 

 

 

 


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これはチェルシー・ウィリアムズのカットバックですが、ここでもロングボードの常套テクニックが見てとれます。カットバックではかぶせるサーフィンをしましょうという話をしましたが、あれはショートボードの中級者用テクニックでして、ロングの場合はその必要性はあまりありません。

 

 

どうしてかといいますと、ロングボードはテールをおもいきり水中に押し込むことができるからです。テールを押し込んでしまえば、腰のひねりだけでボードは簡単に回転してくれます。これはショートボードでは絶対にできないことなので、ロングボードの特性といっていいでしょう。詳しくはステップアップ版のサーフィンEブックに書いています。

 



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