ノーズへ歩き出すタイミング
歩き出すタイミングは、ここしかないというときを見逃してはいけません。しかし最初のうちは、それを感じ取ったとしても体がすぐに反応しないものです。歩けって脳みそが命令していても、「え〜っ、そ、そんな〜」って胴体が言ってる...みたいな。
まだ早い、まだ早い、まだまだまだ〜。 そら今だ〜!
こんなかんじで歩くタイミングはやってくるのですが、そこですぐに行動しなかったらほんの一瞬でノーズに行くチャンスは消えてなくなってしまいます。私が思うに、歩く決断をして行動に移すまでに許されている時間はわずか1秒もないような気がします。
セットが入ってきました。ピークに向かってパドリング。
ピーク付近でボードを岸側に向けながら、波との距離を調整します。
パドリングをやめて波を引きつけます。
ボードをフラット(微妙にノーズ下がり)にキープします。
ここでかるく数回のパドリング。たったそれだけでボードは走りだします。
進行方向をしっかり見てテイクオフに入ります。
波のサイズが小さいのでボトムには下りず、いきなり波のフェイスの上半分を走ります。
はい、そしてこれがウォーキングのための最重要ポイント。そうです、ここが”歩くタイミング”です。この瞬間を見逃すと、次にまたチャンスがあるかどうかはわかりません。ノーズを波のトップに向け、ボードを少しだけテール下がりにした瞬間です。
連写で撮っていましたが、ノーズに行くまでのコマはありませんでした。それくらいパパッとノーズまで歩いています。
コンテンツ
- スケボーでウォーキング練習
- ロングボードでクロスステップのウォーキングができるようになるには、毎日海に通っても平均で5〜6年はかかるといわれています。
- バランスボードを使ってみる
- 自宅の居間や寝室にポンと置いておけますので、気が向いたときに飛び乗れば気分はもうノーズライディング。
- クロスステップの奥義
- ステップをクロスさせるとは...右とか左とか、つまり横方向に歩いていくイメージがありませんか。だから、”最初の一歩”が踏み出せないのです。
- ロングボードの境地
- こんなステージ、ロングボード・サーフィンでしかありえません。それを見つめる観衆。見つめられる快感!
- なぜノーズライディングなのか
- ひょっとしたら、ノーズライディングそのものはそう難しくないのかもしれません。ノーズライディングが必要になる状況を作り出すこと、これが難しいのです。
- フェイドターンは必須の技
- ウネリからテイクオフしたら波が切り立ってこないうちはノーズに行けません。そんなときはとりあえずフェイドターン...というのがロングボードの定石です。
- 簡単なノーズライディング方法
- ロングボードはなぜノーズに乗っても沈没しないのでしょう。これは私の感覚ですが、大別して2通りあると思います。コンケープでノーズのボトムに貝柱ができるとか...
- ノーズライドはロングの最終目標
- サーファーがじっとして動かなくなる瞬間とは...それはチューブライディングであり、そしてノーズライディング。
- ノーズライディングは10年かかる
- ノーズライディングを極めるには毎日サーフィンしても10年かかる...この言葉、嘘じゃないですね。私の師匠が言ってたことなのですが。
- ロングボードの常套テクニック
- ノーズに歩くタイミングを見つけるのはとても難しいものでして、迷っているとなかなか歩けません。そこで常套テクニックなのですが...