嫌顔で海に入るサーファーたち
台風20号は日本全国(太平洋側)のサーフポイントにビッグウェイブをもたらしています。写真は宮崎、伝説のカレンズポイントです(ガッキーサーフショップ提供)。また、湘南では23年ぶりとなる稲村クラシックが開催決定だそうです。
サーフィンは波の大きさだけでなく、波の質(コンディション)も重要な要素なのですが...
JPSAの最終戦が千葉の鴨川でスタートしました。今日はプロトライアル(プロ公認資格を得るための大会)なのでライブ映像はありません。しかし、上のような結果を見ると波のコンディションの過酷さが想像できます。情報では、波のサイズはダブルオーバーだそうです。
男子でさえ1本も乗れない選手がいるというのは異常ですよね。波がないわけではなく、波がありすぎて乗れないのですから。まずゲティングアウトが困難なのだと思われ、そして強いカレントに流されてブレイクポイントでのポジショニングができないのでしょう。
何でもそうですがプロになるのは大変ですし、なってからは更に大変です。それまでは自分の好きなときに好きなだけやっていたのに、プロになったとたん自分の命をも賭けなければいけなくなります。プロのサーフィン大会は無慈悲ですので、一般人が「これで大会やるの?」と驚くようなコンディションでも決行されるのです。
私たちにとってサーフィンは遊びなので乗れないと思うときには海に入ることはありません。ところがサーフィン大会にエントリーすると、嫌顔でも入らないといけないことはあります。とはいえ大会主催側は選手のレベルを考慮しますので、そんなに過酷な状況で大会を強行することはありません。
- 海がなくなる日
- 今からおよそ46億年前、地表を覆っていた厚い雲から大量の雨が降り注ぎ、海が出来たというのが定説です。
- 金(かね)で買えないもの
- 彼は高級スポーツカーを乗り回したり、クルーザーでマリンスポーツもするそうです。しかし、そういった誰にでもできる遊びというものは「生きがい」にはなりません。
- サーフィンで英会話を習得
- とにかくWCT選手というか外国人はインタビューでいろんなことを話します。それに比べると日本人プロサーファーの勝利者インタビューはまったくもって味気ない。
- 波のツバ
- スピッツといっしょに波のチューブから吐き出されるジョンジョン。スピッツ[Spits] を吐く波は究極の波。
- 激混みポイントでの必須テクニック
- 激混みのノースショアでは乗る方もアウトに出る方も相手を避ける超絶テクニックを持っていなくてはなりません。
- 潮汐の意味
- 「潮」は朝方の満ち引きのこと、そして「汐」は夕方の満ち引きのこと。昔、朝潮というお相撲さんがいましたが、最初は「朝汐」と名のっていたそうです。
- 娯楽スポーツとしてのプロサーフィン
- 私が考えているのは、ジャッジ(数人の審判団)の他に即時ジャッジ(一人の審判員)を置くというシステムです。
- 技のデパートで高得点を狙う
- サーフィン大会の採点基準(クライテリア)には、「演技の中に数種類の技があると高得点になる」というのがあります。
- サッカー選手とサーフィン選手の年俸比較
- 昨年の賞金王はケリー・スレーターの約3200万円でした。ケリーはチーム契約金も広告収入も他者とは別格とは思いますが、それでも賞金と合わせて1億円ほどではないでしょうか。