サーファーの豆知識

テイクオフ成功の法則



娯楽スポーツとしてのプロサーフィンとは

2014年から新体制となったASP(世界プロサーフィン)。選手にとってはランキングシステムの変更が一番大きいですが、一般のファンとしてはプロサーフィンがアメリカのメジャースポーツの枠に組み込まれたことが大きいですね。

 

 

どういうことかというと、アメリカのスポーツメディアが本格的にプロサーフィンを娯楽スポーツとして採用したのです。今ごろかよという感もありますが、ようやくASP(サーフィン)がMLB(メジャーリーグ)やNFL(アメフト)やNBA(バスケットボール)なんかと同じ土俵に立ったわけです。

 

 

これによりASP、特にWCT(世界ツアー)の試合の模様はテレビの生中継も始まるのだと思います。これまではダイジェスト版的な放送しかなかったのでしょうから、これはプロスポーツとして大きな前進です。日本でもケーブルテレビやBSスカパー契約をしていれば見れるかもしれません。

 

 

リーマンショックを発端とした世界恐慌でプロサーフィンに流入するマネーが激減し、一時はASPの試合の数が減ってしまって暗雲がたちこめましたが、ここにきてこうした動きに発展したのはようやくアメリカ経済が回復基調になってきたからでしょうか。

 

 

 

 

 

 

というわけであらためて思うのは、プロサーフィンがベースボールやアメフトやプロバスケのような一般視聴者にとっての娯楽となりえるのかです。そもそも競技スポーツ足りえないものを無理やり競技にしてしまっているのですから。サーフィン人口は多いのにプロサーフィンのファンは実に少ないというのは日本だけに限った話ではないでしょう。要するに、サーフィンは「して楽しむ」ものであって、「見て楽しむ」ものではないことを表しています。

 

 

この機にプロサーフィンの採点システムを大きく変えてはどうかと個人的に思います。以前も書きましたが、選手がどんどん乗ってるのに誰が今リードしているのかがわからない。昔と違って今は試合中に各選手の点数は表示されますが、それは数分前の過去の情報ですので見ていてフラストレーションが溜まります。

 

 

私が考えているのは、ジャッジ(数人の審判団)の他に即時ジャッジ(一人の審判員)を置くというシステムです。即時ジャッジは直感で採点して選手が演技を終わった瞬間に点数を発表するのです。この点数は仮の点数ですので、正式な点数が出た時点で置きかえられます。そうすればギャラリーは一喜一憂して大いに沸くことでしょう。

 



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