上級者の波待ち
カリフォルニアのローワートラッスルズで開催された男子WCT第8戦は、誰も予想しなかったであろう結末となりました。優勝したのは、なんとなんと、ジョーディ・スミス。今年のジョーディはとてもサーフィンの調子がよくてツアー開幕当初のダークホースだったのですが、開けてみればぜんぜん勝てないという状況が続いていました。
第6戦、Jベイ(地元である南アフリカ)では10点満点を出して優勝の期待を抱かせたにもかかわらず...
序盤であっけなく負けてしまってファンを相当がっかりさせたものです。それと比べて今回のトラッスルズは全く逆。ジョーディらしい豪快なサーフィンが特に目立つわけでなく、とにかくジョンジョンがすごかったので誰もがそっちばっかりに目を奪われていました。
ファイナルは優勝間違いなしと思われたジョンジョンと、なんとなく勝ち上がっていまった感のあるジョーディの戦い。ジョーディが最後の最後で逆転勝利したわけですが、これはジョーディが良かったというよりもジョンジョンの出来が悪かったという印象です。
ヒート終了のホーンが鳴ったあと、海上でインタビューを受けながら最後の演技の採点結果を待つジョーディ。私たちがここで目を見張るのは波待ち態勢のときのサーフボードです。どんだけ水に沈んでますか。水面は乳首のあたりにあるではないですか。サーフィンの実力が高い人ほど、概ねこんなかんじなんですよね。
コンテンツ
- 泳げないサーファー
- 基本的に、泳げない人にはサーフィンはお勧めできません。これは本人の生命の危険を思いやってのことであって、サーフィンできるかどうかとは関係ない話です。
- 波待ちすべき場所
- インサイド、そしてアウトサイド。屋内と屋外という意味ですが、なぜかサーフィンでは岸側と沖側ということになっています。
- オンショアの波待ち
- 結局のところマグナムさんがテイクオフしたのはスープ波だけだったのは、その落とし穴にハマっているからなのです
- ゲティングアウトで心が折れるとき
- 弱気になったらすぐに仕切り直しをした方が賢明。海から上がって、海の全景と状況を冷静に見ましょう。どうしてスープにハマってしまったのか。沖に出やすいルートが他にないのか、など。
- ドルフィンスルー
- サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。