オンショアの波待ち
今日も熊本からマグナムさんが来ていましたのでサクッとビデオ撮影してみました。お題は「オンショアの波待ち 」ですので、ポイントのどのへんで波待ちしているのかがわかるように広いエリアを撮っています。
インサイド(画面の手前)にいるのがマグナムさんで、アウトサイドで波待ちしているのは上級者のロングボーダーです。一見して「ショートだからインサイド、ロングだからアウトサイドで波待ち」というセオリーどおりです。なのでパッと見は違和感はないのですが、実はここに大きな落とし穴があります。結局のところマグナムさんがテイクオフしたのはスープ波だけだったのは、その落とし穴にハマっているからなのです。
こちらの記事はお読みになったでしょうか。 ↓ ↓ ↓
「オンショアのときはショートもロングもテイクオフの位置は同じ」というのが重要なチェックポイント。これを踏まえてショートとロングの二人のサーファーが海に入っていて、一方が初級者でもう一方が上級者だったと仮定します。
ロングが上級者だったとき ⇒ ショートはロングの波待ちポジションを目安にする
ショートが上級者だったとき ⇒ ロングはショートの波待ちポジションを目安にする
次回オンショアの波でサーフィンするときは、以上のことを念頭に置いてやってみてください。「乗れそうなんだけど結局は乗れなかった」ということが少なくなるはずです。
冒頭のビデオの最後でロングボーダーがちゃんと波のフェイスからテイクオフしていくのが端っこにチラッとだけ撮れています。ショートであっても、この波ではアウトサイドにいないとちゃんとしたテイクオフはできません。
てっとり早く波にたくさん乗りたいという気持ちを抑えて辛抱強く波待ちができること。これも初級者と上級者の大きな違いです。また、この波でインサイドにいる時点で初級者であることがバレバレになってしまいます。
中級を目指して週に一度は熊本から宮崎にやってくるマグナムさん。正しい理論を学んでそれを実行すれば、40歳を過ぎてもサーフィン初心者を脱出できるというすばらしい見本になってくれました。これからもっと上達していくには波の選択という難しい課題もクリアしていかなければなりません。
- 泳げないサーファー
- 基本的に、泳げない人にはサーフィンはお勧めできません。これは本人の生命の危険を思いやってのことであって、サーフィンできるかどうかとは関係ない話です。
- 波待ちすべき場所
- インサイド、そしてアウトサイド。屋内と屋外という意味ですが、なぜかサーフィンでは岸側と沖側ということになっています。
- 上級者の波待ち
- ここで目を見張るのは波待ち態勢のときのサーフボードです。どんだけ水に沈んでますか。水面は乳首のあたりにあるではないですか。
- ゲティングアウトで心が折れるとき
- 弱気になったらすぐに仕切り直しをした方が賢明。海から上がって、海の全景と状況を冷静に見ましょう。どうしてスープにハマってしまったのか。沖に出やすいルートが他にないのか、など。
- ドルフィンスルー
- サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。