インサイドとアウトサイド 〜波待ちすべき場所
はじめまして! サーフィンEブックを購入しまして毎日頭に叩き込んでいるところです。39歳より始めて3年くらい程ですが上達しないのは研究が足りないところが大きいとやっと気が付いてきたところでした。たまたま はらさんのブログに出会えて本当に良かったです。
湘南と千葉北で入る事が多いのですが、千葉北では、サイドカレントが強い事が多くて怖い目にあったこともあります。マメにパドルで戻らなくてはいけないと思いますが来る波に夢中になって堤防脇のカレントに入ってしまいました。
流されるのに恐怖感をチョッと感じてしまいましたが「初心者でも積極的にアウトに出ていいんだ!」というのは確認できたので頑張ろうと思いますがアウトに出ないほうが良い日の判断はどのようにしたらよいのでしょうか?
〜 中略 〜
信頼できる はらさんに質問させていただけて幸せです。漠然とした質問かもしれませんが、いろんな方に聞いてもいまいち納得できていません。お忙しいところ恐縮ですがアドバイス頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
インサイド、そしてアウトサイド。屋内と屋外という意味ですが、なぜかサーフィンでは岸側と沖側ということになっています。サーフィンスクールでのスープライディングはもちろんインサイドでしますが、初心者から初級者になりたての時期にはインサイドでやるかアウトに出るか迷うところです。
一般のサーフィン入門書には沖に向かうカレント(離岸流)のことしか書いていませんが、一番やっかいなのは横へのカレントです。離岸流は慣れればゲティングアウトに便利ですが、横の流れはサーフィンを面倒にするだけです。この流れは岸辺ほど強いのでゲティングアウトでもたもたしているとアッという間に別のポイントまで行ってしまいます。
サーフィン初心者または初級のうちは横カレントのあるポイントは避けるのが賢明です。しかし質問者さんのように場所や日時を選べないのであれば仕方ありません。そんなときはスープライディングの練習だと割り切るのがいいでしょう。スープライディングでもテイクオフに重要なホバリングの練習ができますので有意義な時間となります。そのとき気をつけないといけないのは、1本乗ったら岸に上がって元の場所に戻ることです。
つまり、無理してアウトに出るのはNGです。少しでも怖いとか危険だと感じたら出るべきではありません。自分の問題だけではなくて、もし事故があったら他人に迷惑をかけることになります。サーフィンEブックに「初心者でも積極的にアウトに出よう!」と書かれているのはカレントなどの危険がない場合であって、それは「上級者に遠慮する必要はない」という意図です。
いえ正直な話、インサイドに初級者がいるのは上級者にとっては迷惑なもの。ライディングのライン上(インサイド)に人がいると気になってしかたがないのです。すぐにどいてくれればいいのですが、初級者は判断と行動が遅いのが普通です。
以上のことをまとめると、安全にアウトに出れるときは積極的に出る。少しでも危険なときはインサイドで基本練習、ということになります。
- 泳げないサーファー
- 基本的に、泳げない人にはサーフィンはお勧めできません。これは本人の生命の危険を思いやってのことであって、サーフィンできるかどうかとは関係ない話です。
- オンショアの波待ち
- 結局のところマグナムさんがテイクオフしたのはスープ波だけだったのは、その落とし穴にハマっているからなのです
- 上級者の波待ち
- ここで目を見張るのは波待ち態勢のときのサーフボードです。どんだけ水に沈んでますか。水面は乳首のあたりにあるではないですか。
- ゲティングアウトで心が折れるとき
- 弱気になったらすぐに仕切り直しをした方が賢明。海から上がって、海の全景と状況を冷静に見ましょう。どうしてスープにハマってしまったのか。沖に出やすいルートが他にないのか、など。
- ドルフィンスルー
- サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。