フルレールのボトムターン
CJ・ホブグッドのチューブアタック? 実はテイクオフ直後でして、ここからボトムターンで1発目のリッピングを狙うシーンです。よく見るとボードのレールがフルに入っているのがわかります。この状態というのは、言わばボードが波のフェイスに食い込んでロックされた状態。飛んでも跳ねてもボードはビクともしませんので、片手間のターンはままなりません。
ではどうするかというと...
これが次のシーン。ボトムターンのための王道テクニックが見てとれます。この画像ではよくわからないので、別角度から捕えた画像を以下に用意しました。
このときボードはフラットで、レールはフルに入っています。そして次の瞬間 ↓
ボードがみごとに傾き、ターンを始めます。CJがどうやったのか、この2枚の連続画像で読み取ってください。ヒントは頭と尻の位置関係。これ、とても重要です。これがわかってない人には本当のボトムターンはできません。
コンテンツ
- 垂直リッピングのボトムターン
- 胸の開きが12時を切る垂直リッピングを生みだしているのです。ガニ股でボトムセッティングをしてしまうと、胸を開いていくことができません。
- サーフィンは特殊なスポーツ
- フェイスを滑り降りたらターンしてまた同じフェイスを駆け登ります。フェイスが向かい合わせにあるスノーボードやスケボーとは決定的に違います。
- ターンで加速する
- スピードのあるターンでは遠心力が発生しますが、しかしその遠心力を利用してさらにボードを加速させるには高い技術が必要です。
- 本物のボトムターン
- WCT開幕戦(スナッパーロックス)で優勝したブラジルのフェリペ・トリードは初戦ラウンドから絶好調でした。
- プロに見るボトムターンの失敗
- これだけ体を傾けた場合、必要なボードの傾きは赤いラインです。しかし、このときのパーコのボードは青いラインの傾きしかもっていませんでした。