本物のボトムターン
WCT開幕戦(スナッパーロックス)で優勝したブラジルのフェリペ・トリードは初戦ラウンドから絶好調でした。WCTデビューした当初はガブリエル・メディーナの子分みたいなイメージでしかありませんでしたが、昨年あたりから存在感がグンと増していました。
上の画像は9.57というニア10ポイントを叩きだしたときの深いボトムターン。まるでジョエル・パーキンソンのそれを見ているかのようでした。
ラウンド3のヒート11。動画開始から33秒〜が9.57の演技です。
コンテンツ
- 垂直リッピングのボトムターン
- 胸の開きが12時を切る垂直リッピングを生みだしているのです。ガニ股でボトムセッティングをしてしまうと、胸を開いていくことができません。
- サーフィンは特殊なスポーツ
- フェイスを滑り降りたらターンしてまた同じフェイスを駆け登ります。フェイスが向かい合わせにあるスノーボードやスケボーとは決定的に違います。
- フルレールのボトムターン
- ヒントは頭と尻の位置関係。これ、とても重要です。これがわかってない人には本当のボトムターンはできません。
- ターンで加速する
- スピードのあるターンでは遠心力が発生しますが、しかしその遠心力を利用してさらにボードを加速させるには高い技術が必要です。
- プロに見るボトムターンの失敗
- これだけ体を傾けた場合、必要なボードの傾きは赤いラインです。しかし、このときのパーコのボードは青いラインの傾きしかもっていませんでした。