サーフィンテイクオフ

テイクオフ成功の法則



テイクオフの瞬間を感動するために

あなたはテイクオフの瞬間を感動していますか? 私はながい間、テイクオフの本当の感動を知らずにサーフィンしていました。つまり、本当の意味でサーフィンのすばらしい世界をわかっていなかったのです。

 

 

       「サーフィンはテイクオフがすべて」

 

 

サーフィンを極めるほどにこの言葉は重みを増すといいます。逆に言うと、サーフィン初心者とかサーフィンビギナーはその意味がほとんどわかっていないのです。人から教わることなく、そのことを理解できるはずはありません。ですから、ほんとはサーフィンのハウツー本とか、サーフィンスクールとかでみっちり教えるべきなのでしょう。

 

 

しかし現状はそうではありません。テイクオフの理論があまりに簡単すぎるというか、雑です。おそらくは本を書いている人やスクールで教えている人に”その認識”がないのだと思います。要するに、何が一番大切で、何を真っ先に伝えるべきかをわかっていないのです。もちろん彼らはサーフィンの第一人者であったり上級のサーファーであったりするわけで、テイクオフの持つ重要性を否定するはずはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テイクオフの瞬間は感動です。波が大きく面がキレイであれば、なおさら感動は大きくなります。で、ここで考えてみてください。その感動は何によってもたらされるのでしょう。実はこれこそがミソなのです。サーフィン初心者や万年ビギナーのみなさんに是非とも知ってほしいこと。

 

 

それは「見る」ということ。そうです、自分が今から走っていく波のフェイスを見ることです。始めてのサーフィンで何に感動したか...思い出してみてください。感動したからサーフィンを本格的にやってみたいと思ったにちがいありません。それは体感だったはずです。乗ったボードが波の上をス〜っと走っていったときの宙に浮くような気持ちよさ。みんなそうです。それにハマってしまうものです。

 

 

たしかに体感はとっても重要な要素です。ビッグウェイブのリップからボトムめがけてジェットコースターのように滑り降りるときの加速感といったら筆舌できません。しかし、もっと重要な要素が 視覚 です。いくら大きな波に乗ったとしても目を閉じていたら快感は極端に減ってしまうものです。つまりは感動できません。

 

 

 

 

話をテイクオフに戻しますが、テイクオフの瞬間というのは今から始まる映画をわくわくしながら見るのと同じです。だから最も大切な瞬間であり感動的な瞬間なのです。それは目を大きく開けていなければ掴めない感動です。サーフィンのテイクオフの瞬間はまさにそれです。目を閉じている人はいないと思いますが、ほぼ100パーセントのビギナーは見ていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サーフィン初心者はテイクオフでどこを見ているのか。みんなボードのノーズあたりを見ています。だからパーリングしようが、しっかり波を走ろうが、自分がどんなふうに波を滑ったのかの記憶がありません。客観的にどんなテイクオフだったかを人に伝えることができません。もし、しっかり波のフェイスを見ていれば...それがパーリングだったとしても感動できるのです。見ていないから体のダメージや不快感しか残らないのです。



コンテンツ
3種類のテイクオフ
サーフィンのテイクオフのやり方には大きく分けて3種類あるのですが、それを解説できるインストラクターはあまりいません。
両手を置く場所、前足を置く場所
テイクオフでボードに前足を置く位置ですが、これの最終的な目標は両手の隙間です。逆に言えば、「テイクオフのときは前足を置く位置に両手をつく」ということになります。
なぜ下を見てしまうのか
サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
波のフェイスを見る
テイクオフのときは最も不安定な状態にありますので、並行感覚を保つために進行方向(波のフェイス)をしっかり見ることが重要です。
なぜ波に置いていかれるのか
波がまだ切り立っていない場合には、波がボードに追いついた瞬間にスイッチを切り替えてノーズ加重にしなければなりません。
腰の高さを意識する
立つときにはなるべく腰の位置を低くしなければいけません。サーフィン初心者は例外なく腰の位置が高いです。
波のピークを捕まえる
パドリングするけど波のピークで乗れない人の場合、サーフボードの操作能力の問題もあります。自分の手足のようにサーフボードを操れるかどうか。
テイクオフが速い者が勝つ
混んだポイントでは誰が最初に立つかの競争です。ビーチフラッグのようなもんかもしれません。そんなテンションでみんなサーフィンしています。
前乗りしてしまう原因
どこからともなく上手い人が乗ってきて、ぶつかりそうになった。そういう経験は誰しもあるものです。そういうときは間違いなく自分が前乗りしています。
前乗りされない方法
「こいつ来る」と相手に思わせ、さらには畏怖させることができます。赤い彗星のシャーではありませんが、たとえ無言でもその存在感はバッチリです。
亀梨和也 すぐに上手くなる人
亀梨和也のサーフィン体験。かなり古い動画ですので見たことある人は多いかもしれません。でも、この機会にもう一度見てみてください。

 
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