なぜ波に置いていかれるのか

テイクオフ成功の法則



パドリングで波に置いていかれる

 

千葉県の波平さんですが、ロングボードなのでこの波には乗れたはず。どうして波に置いていかれたのでしょう。その原因はパドリングするときのボードへの加重バランスにあります。このように波がまだ切り立っていない場合には、波がボードに追いついた瞬間にスイッチを切り替えてノーズ加重にしなければなりません。波平さんのこのパドリング姿勢は普通にパドリングしているときと同じです。

 

 

 

 

 

 

一方、こちらはノーズダイビングしてしまったシーンです。波がこのように切り立ってしまった場合、これもまたパドリング姿勢でボードコントロールしなければなりません。この2つのケースにおける具体的な対策についてはサーフィンEブックに書かれています。

 

 

テイクオフの動作で波に置いていかれる

 

YASUさん(宮崎県)にミスターテイクオフを使ってもらいましたが、まさしくこれがテイクオフ動作における失速パターンです。上体を起こすときにボードへの加重がノーズ側へ行ったりテール側に行ったり不安定になっています。両足がボードに着地するまでは、しっかりノーズ加重をキープしなければなりません。

 

 

 

 

 

ボードのノーズを押さえ、失速しないテイクオフができました。その他、ポップアップテイクオフの重要ポイントについてはこちらをご覧ください。

 



コンテンツ
3種類のテイクオフ
サーフィンのテイクオフのやり方には大きく分けて3種類あるのですが、それを解説できるインストラクターはあまりいません。
テイクオフの瞬間を感動する
ビッグウェイブのリップからボトムめがけてジェットコースターのように滑り降りるときの加速感といったら筆舌できません。
両手を置く場所、前足を置く場所
テイクオフでボードに前足を置く位置ですが、これの最終的な目標は両手の隙間です。逆に言えば、「テイクオフのときは前足を置く位置に両手をつく」ということになります。
なぜ下を見てしまうのか
サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
波のフェイスを見る
テイクオフのときは最も不安定な状態にありますので、並行感覚を保つために進行方向(波のフェイス)をしっかり見ることが重要です。
腰の高さを意識する
立つときにはなるべく腰の位置を低くしなければいけません。サーフィン初心者は例外なく腰の位置が高いです。
波のピークを捕まえる
パドリングするけど波のピークで乗れない人の場合、サーフボードの操作能力の問題もあります。自分の手足のようにサーフボードを操れるかどうか。
テイクオフが速い者が勝つ
混んだポイントでは誰が最初に立つかの競争です。ビーチフラッグのようなもんかもしれません。そんなテンションでみんなサーフィンしています。
前乗りしてしまう原因
どこからともなく上手い人が乗ってきて、ぶつかりそうになった。そういう経験は誰しもあるものです。そういうときは間違いなく自分が前乗りしています。
前乗りされない方法
「こいつ来る」と相手に思わせ、さらには畏怖させることができます。赤い彗星のシャーではありませんが、たとえ無言でもその存在感はバッチリです。
亀梨和也 すぐに上手くなる人
亀梨和也のサーフィン体験。かなり古い動画ですので見たことある人は多いかもしれません。でも、この機会にもう一度見てみてください。

 
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