テイクオフが速い

テイクオフ成功の法則



テイクオフが速い者が勝つ世界

こんにちは。サーフィンEブックを購入した●●といいます。さっそくですが質問したいことがあります。私はサーフィン3年目、去年までは秋の期間のみ月4〜6、今年は5月から月3〜4でサーフィンしてます。使用してる板は6.4の初心者用の板と最近買った5.10のショートです。頑張ってオフトレもしてるんですが、なかなか上級者のように早い段階で波に乗れません。

 

 

波に乗ろうとしてもほとんど他の人に先に乗られてしまいます。先に乗られてしまってはいつまでたっても波を滑る練習はできず、どうしたらいいかと悩んでいます。混んでいる海で他の人より早く波にのるためにはどうしたらいいのでしょうか。

 

 

誰もが同じ悩みをかかえていることでしょう。よほど世間から隔離されたサーフポイントにでも行かないかぎり、どこも波取り合戦なのですから。あるサーフィンのハウツー本にはこんなことが書かれていました。「サーフボードが滑り出しても、すぐに立ってはいけません」と。「テイクオフするのは波のパワースポットにギリギリまで接近してからです」と。なんと浮世離れした解説でしょう。そんな呑気なサーフィンができるところが日本のどこにあるというのでしょうか。

 

 

この質問者さんが言っておられるように、サーフィンはどれだけ速くテイクオフできるかが勝負です。いちおう波のピークにいる者優先という基本ルールはあって、とりあえずそのことは一般的に認知されています。しかし、超混雑したポイントにおいてはそんなルールはあってないようなもの。真っ先に立って「ハ〜イ!」と雄叫びをあげた者がその波の支配者となります。誰が最初に立つかの競争です。海でする競争なので、ビーチフラッグのようなもんかもしれません。そんなテンションでみんなサーフィンしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一見してフラット、ノーサーフ。しかし気長に待てば、腰サイズのセットがひょっこりやってくる。そんなポイントに、サーファーは数しれず。

 

 

半径10メートル以内に30人はいるだろうか。炎天下の海で意識がウツロになりかけたそのとき、沖からセットがやってきた。

 

 

まるで今まで就寝していた消防隊員が非常ベルの音(ね)で飛び起きるように。周辺一帯のサーファーが、一瞬にして臨戦態勢にはいる。テイクオフ競争のゴングが鳴った。

 

 

誰がその波の支配者になるのか。真っ先にテイクオフした者にその資格が与えられる。荒野の決闘ならぬ、小波ビーチの決闘だ。

 

 

必ず「ひゅ〜ひゅ〜」と言うやつがいて、その場の空気を煽り立てる。それまで死んだ魚のようだったサーファーたちのその目は、いきなり血走っている。冬眠中のクマのように心拍数が落ちていた心臓は、いきなりレッドゾーン。

 

 

 

 

 

 

 

 

サーフィンとは、そんな遊び。ある意味、釣りに似ています。浮きが沈むと一瞬にして臨戦状態に突入しますから。速いテイクオフをするにはテイクオフTHの概念が欠かせません。

 

 



コンテンツ
3種類のテイクオフ
サーフィンのテイクオフのやり方には大きく分けて3種類あるのですが、それを解説できるインストラクターはあまりいません。
テイクオフの瞬間を感動する
ビッグウェイブのリップからボトムめがけてジェットコースターのように滑り降りるときの加速感といったら筆舌できません。
両手を置く場所、前足を置く場所
テイクオフでボードに前足を置く位置ですが、これの最終的な目標は両手の隙間です。逆に言えば、「テイクオフのときは前足を置く位置に両手をつく」ということになります。
なぜ下を見てしまうのか
サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
波のフェイスを見る
テイクオフのときは最も不安定な状態にありますので、並行感覚を保つために進行方向(波のフェイス)をしっかり見ることが重要です。
なぜ波に置いていかれるのか
波がまだ切り立っていない場合には、波がボードに追いついた瞬間にスイッチを切り替えてノーズ加重にしなければなりません。
腰の高さを意識する
立つときにはなるべく腰の位置を低くしなければいけません。サーフィン初心者は例外なく腰の位置が高いです。
波のピークを捕まえる
パドリングするけど波のピークで乗れない人の場合、サーフボードの操作能力の問題もあります。自分の手足のようにサーフボードを操れるかどうか。
前乗りしてしまう原因
どこからともなく上手い人が乗ってきて、ぶつかりそうになった。そういう経験は誰しもあるものです。そういうときは間違いなく自分が前乗りしています。
前乗りされない方法
「こいつ来る」と相手に思わせ、さらには畏怖させることができます。赤い彗星のシャーではありませんが、たとえ無言でもその存在感はバッチリです。
亀梨和也 すぐに上手くなる人
亀梨和也のサーフィン体験。かなり古い動画ですので見たことある人は多いかもしれません。でも、この機会にもう一度見てみてください。

 
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