アップス&ダウン(その1)
アップス&ダウンとは、波のフェイス(面)を駆け上がったり滑り下りたりしてボードを加速させること。サーフボードは波の力を利用して前進しますが、ただ波に押されているだけではスピードに乗らないのが普通です。特に日本の波はそうであり、技をきめるのに十分なスピードを得るためにもアップス&ダウンは必要です。
乗った波から抜けてしまう
「乗ったはずの波から抜けてしまうのはなぜでしょう。」という質問をしばしばいただくことがあります。激混みのポイントでやっと掴んだ波なのに...乗れたと思った次の瞬間、その波からスルっと抜けてしまうのです。そういう経験をするのは、たいがい下に挙げるステージにいるときです。1. テイクオフから横方向へ走れ...
パワーがある波
アップアンドダウンスはサーフィンビギナーのあこがれです。私の場合この歳にもかかわらずなんとかできるようになったのですが、それは悪戦苦闘の末でした。本屋さんやWEBでハウツーものをいくら探しても、そのやり方の真髄に触れたものはまったくありませんから。私なり確信をもったハウツーをサーフィンEブックにまと...
中級者もトップターンでこける
中級者がトップターン(フロントサイド)のときにこけやすいのはなぜでしょう。その原因は横Gがかかっていないからです。 横Gがないままサーフボードを傾けてしまうので、当然のごとくライダーは下に落ちてしまうわけです。自分が思い描いたほどボードを傾けるには、それに見合った横Gがなければダメです。イメージとし...
サーフボードを加速させる
サーフィンの命は”スピード”にあります。いくら高度な技をやっていても、スピードのないサーフィンは見ていて退屈なものです。往々にしてライダー自身はそれに気づいていないのですが。トッププロ達は派手な技を繰り出してギャラリーを湧かせます。しかし、それは技の難易度が高いからだけではありません。ものすごく速く...
波が止まって見える
相対性理論ってご存知ですか。中高年なら知っているはず。でも、最近の若い人はどうなのでしょう。20世紀の天才、アインシュタインが提唱した世界で最も有名な理論ですね。 物体の速度は光速を超えられない 光速で飛ぶと時間は圧縮されるこの2つは、いわゆる相対性理論から導き出される事象として世に...
レールを切り返す
サーフリサーチによく登場するグーフィーの彼女。アップスからのレールの切り返し。注目は後ろ足です。ビギナーや初級者がなぜここで失敗するかといえば、後ろ足が棒立ちになるからです。後ろ足が棒立ちになると体の重心の位置が高くなって不安定になり、しかもノーズ加重になります。ノーズに加重(前足加重)になってしま...
サーフィン体操をしよう
タマッチさん(愛知県)にサーフスケートでフリー走行してもらいました。腕の振りはいいのですが腰がぜんぜん回転していません。これではサーフィンのアップス&ダウンはできません。サーフィンのアップス&ダウンも、サーフスケートのフリー走行も、「ボードを漕いで走る」という点では全く同じアクションを必用とします。...
ボードを加速するために
一年前にサーフィン初心者脱出プログラムを購入しました●●です。テイクオフの確率がかなりアップし、波とテイクオフのポジションとタイミングが良ければアップスが出来るくらいまでになりました。今は基本姿勢からしゃがみ込みを練習をしていますが、基本姿勢の認識が曖昧です。どのような時に基本姿勢でいるのか。実際に...
アップス&ダウン体操
広島から車で来てくださった長瀬さん(42歳)です。サーフィン歴は10年以上あるそうですが、「テイクオフしたらそのままフェイスを走って終わりってかんじなんですよね」とおっしゃいます。どうやら壁にぶつかっているようです。まずはボトムターンがしっかりできているかをチェック。そしてアップス&ダウン、それから...
週末サーファーのためのテクニック
ヨシヒロさんのバックサイドサーフィン。動画の2分8秒から見てください。バックサイドのトップアクションに入る態勢です。なかなかいいです。しかし...トップアクションでノーズを引っかけてワイプアウトしてしまいました。どうしてノーズを引っかけてしまったのでしょう。その答えはスピード不足です。上級編では「サ...