デカ波でのボトムターン
毎年ハワイのノースで開催されるトリプルクラウンのビッグイベントは第2戦のサンセットビーチ(VANSワールドカップ)に駒を進め、ミック・ファニングが優勝しました。動画で注目いただきたいのは、ジュリアン・ウィルソンのダウン・ザ・ラインからボトムターンのシークエンスです。
テイクオフしたら、まっすぐ下に降りてくる...これがダウン・ザ・ライン。波がバカデカくなると恐怖のあまり、私たちはすぐに横に走ってしまいます。しかし、上級者は我慢してボトムまで降りていけるのです。これはサーフィンの基本なのですが、なかなか難しい。
そして、満を持してのボトムターン。スピードが落ちる直前まで我慢してターンに入っていきます。で、この姿勢。これがボトムターンの基本。頭よりお尻が高くなっているでしょう。これを私は
てんびん理論 + 振り子の理論
と名付けていましてサーフィン・ステップアップ版に詳しく解説しています。
コンテンツ
- ビッグウェイブでのテイクオフ
- プローンの態勢からノーズを落としながら、両足を引きこんで立ちます。「テイクオフのときボードはほとんどフラット」というのがセオリーですが...
- ビッグウェイブをメイクする
- ビッグウェイブはなぜ難しいのかわかりますか。それは波の中に波があるからです。大きな波は小さな波の集合体のようなもの。
- 「ソリッドな波」とは
- 脇田氏がよく使うサーフィン用語に「ソリッドな波」というのがあります。日本ではまだ馴染みがないので意味がわからない人が多いと思います。
- 新島で豪快なマネーターン
- 村上舜がファイナルで見せたマネーターンです。実に深いボトムターンからのフィンアウトは圧巻でした。