サーフボードは進化している
モータースポーツというものは、ドライバーの腕前よりも車の性能の方がはるかに重要なのです。あのアイルトン・セナでさえ、「世界で一番速い車を提供してくれるチームにしか行かない」と断言していました。ロス・ブラウンは旧ホンダチームの眠っていたパワーを呼び覚まし、驚異的に速いマシンを完成させたのです。一方で、いくらサーフボードが進化したとしても...試合で勝てなかったサーファーがいきなり勝てるようにはなりません。テニスもそうです、ゴルフもそうでしょう。いくら世界一の道具を使ったところで、そのプレイヤーが世界一になれるわけはありません。
とはいうものの、最近のサーフボードの進化ぶりには目を見張るものがあります。次から次に革新的なモデルが発表されて興味をそそられます。おそらく、サーフボードを加工する機械が進化したのではないでしょうか。一昔前までは考えもしなかった素材や構造のものばかりです。いかにも「すごい技ができそう」と思わせてくれます。
しかし実際にはそんなことはないでしょう。いや、あるはずがありません。モータースポーツとはわけが違います。レースカーのパワーの源は人工の内燃機関ですが、サーフボードの燃料源は自然が作りだす「波」ですから。
コンテンツ
- EPSのサーフボード
- 最近のサーフィン雑誌にはこのEPSフォームを使ったサーフボードがたくさん紹介されています。あと、カーボンファイバーとのコラボレーションも増えてきました。
- WEVEJET
- これさえあれば激流カレントもなんのその。遠いポイントまでもひとっ飛び。ジェットスキーに引っ張ってもらわないと乗れなかった巨大波にも自力で乗れてしまいます。
- スポンジボードとインフレータブルボード
- 今やスポンジボードはオモチャではなくて、実用性のあるサーフボードのようです。調べていたらインフレータブルボードというのもあって、これは空気で膨らませるサーフボードらしい。
- 左右非対称サーフボード
- サーフィンのターンはフロントサイドとバックサイドの2種類ある。「つま先加重」と「かかと加重」。それぞれに適したボードデザインを追求すると、左右の形状は異なるという理論...
- kirifrexのサーフボード
- 従来のものとの大きな違いは反発力でして、板を踏めば踏むほどスピードが上がる脅威の加速だといいます。