JPSA

テイクオフ成功の法則



日本人女子プロサーファーの10点満点

 

2016年JPSA第5戦が茨木で開催され、女子のQファイナルでは川合美乃里プロが10点満点を出しました。JPSA男子の10点満点はたびたび目にしますが、女子のは初めて見ました。

 

 

上のキャプチャー画像は10点満点をだした5本目のライディング。その1stターンです。ストレートアップの切れのあるトップターンは他の日本人女子選手にはできない彼女ならではのものでした。

 

 

すかさず2ndターンを繰り出しましたが、これはトリミングぎみの普通のターンでした。しかし、そのコンビネーションが評価されたのでしょう。というわけで、JPSA女子ではストレートアップのターンに何かしらの技を1つでも加えれば満点が出ることがわかりました。

 

 

この演技はJPSA男子なら5点、WCT女子では6点...だと私は思います。それくらいの差がありますね。

 

 

 

 

 

 

10点満点を褒められて照れる美乃里ちゃん。これでJPSA女子の年間チャンピオンが現実味を帯びてきました。海外転戦で欠席している大村奈央(第1戦と第2戦で優勝)がいたらと考えますが、私の見立てでは実質的に川合美乃里がだんぜん上です。



コンテンツ
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