バックサイドサーフィン

テイクオフ成功の法則



初心者脱出のレベルとは

「鬼門」という言葉を聞いたことがあるでしょう。「縁起の悪い場所や方角」というのが本来の意味ですが、これが転じて最近では「克服しなければならない試練」としての使われ方をします。言い換えれば、絶対に超えなければいけない高いハードルです。

 

 

サーフィンにおける鬼門は? まずはパドリングから始まって、それからゲティングアウト、そしてテイクオフなどなど。サーフィンには鬼門がけっこうあるのです。これらの鬼門を克服できなかった人、それがサーフィン万年初心者であったり挫折組であったりします。私が考えるサーフィン初心者脱出とは、波のフェイスを走ることができるレベルで、NSAでいえば4級に相当すると思います。しかしイコールではありません。NSA4級レベルよりも簡単であり、そして逆に難しいのです。

 

 

ここでは「NSA4級より難しい」という部分が重要です。と言いますのは、NSA4級...いえ、3級にさえ規定されていない技術を私は初心者脱出レベルに求めているからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SURF RESERCH より

 

それはバックサイドのサーフィン。NSAではフロントサイドもしくはバックサイドで規定された技ができればよく、特にバックサイドに焦点をあてて審査しません。しかしながら、フロントサイドとバックサイドは全く別のサーフィンだと私は考えるのです。フロントサイドで簡単なことがバックサイドではかなり難しかったり、一方でバックサイドの方がやりやすいこともあります。

 

 

さあ、みなさんはどうでしょう。バックサイドの方が得意だという人がいたら、その人は間違いなく上級者かプロだと思います。

 



コンテンツ
背中の波を見る
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失速しないために
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天才カリッサ・ムーア
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陸上で繰り返し練習
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バックサイドのボトムターン
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バックサイドのターンとトップアプローチ
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幼女のバックサイドサーフィン
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