海外遠征費を一般から募集
日本の女子トッププロ、野呂玲花(徳島県)と須田那月(種子島)。これは3年前の映像ですが、今とあまり変わっていません。二人に共通するのはルックスのよさと目立ちたがりのパーソナリティー。プロ選手ですからそうじゃなきゃいけないと思います。女子サッカーは例外として、女子プロ選手は競技の実力だけではダメで、業界が期待するのはストロング&ビューティの選手です。
そんな中、須田那月プロが海外遠征費を一般から募集しています。READYFORというクラウドファンディングサービスを使い、140万円を目標に寄付金を集めているのです。7月10日までに目標金額に達しないと企画はパーになってしまい、1円も手にできません。ですので、彼女としては毎日がハラハラドキドキだと察します。
こういった一般公募の資金集めは野呂玲花プロも以前やったことがあります。その謳い文句は「日本人初となるWCTサーファーを目指します」というものでした。そして今回の須田那月プロの場合も同じでして、WCTというキーワードを掲げています。しかしながら、WCTはあまりに現実的ではありません。その非現実的な目標を掲げて寄付金集めをするのはいかがなものかと... おそらくは周囲の大人たちが考えてやっているのでしょう。ちなみに女子プロサーファーの場合、過去にWCT選手となった日本人はいます。小野里美之という人で、すごい女性です。なので、少なくとも「日本人初」を使ってはいけません。
とはいえ、私としては遠征費を一般募集することに異論はありません。サーフィンという競技には国からの援助はまったくないので、そういう方法で資金を集めるしかないからです。スポーツ評論でお馴染みの玉木正之さんは「お金さえかければどんなスポーツでも世界一になれる」と断言しています。日本人がWCTに入れない理由はいろいろ言われますが、その大きな理由は資金であることは間違いないでしょう。
といわけで、私も須田那月を応援します。寄付金は3000円〜150000円までですが、いくらにしましょうか。最高額の15万円コースだと彼女の個人レッスンが付いていて、そしてなんとプライベートで食事ができるそうです。ただし、種子島まで行かないといけません。
- 野呂玲花
- 野呂玲花さん(19歳)は2013年現在でJPSA女子ショートボードのトッププロサーファーです。ランキングは昨年に続き今年も2位で、その実力は安定しています。
- 割鞘ジュリ
- 割鞘ジュリさんは16歳で初代JPSA女子ロングボードの年間チャンピオンになりました。ここまでくれば彼女の未来は約束されたようなもの...
- 庵原美穂
- 庵原美穂というプロサーファーをご存じでしょうか。今現在最強の日本人女子プロサーファー
- 川合美乃里
- JPSA第3戦、伊良湖の田原大会でみごとプロ合格した川合美乃里さん。2000年12月14日生まれですので、ついにミレニアムのプロが誕生したことになります。
- 前田マヒナ
- マヒナ選手は現地では「マヒナ・マエダ」と呼ばれていましたが、これを日本人が口にすると噛んでしまいます。
- 小野里美之
- 「日本人でWCT(世界ツアー)に入ったサーファーは一人もいない」とされています。しかし今から20年ほど前、世界ランキングで8位にまでなり、WCTの大会に出場した人がいたのです。
- 谷口絵里菜
- サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
- 大村奈央
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