波にはボーナスセクションがある
サーフィン世界ツアー(WCT)が開催されるオーストラリアのスナッパーロックス。これは母親が日本人のコナー・オレアリーがテイクオフしたところ。岩のすぐ先で波が割れ、海岸線に沿って波はブレイクしていきます。普通は沖で波が割れて岸まで乗ってきますが、波が長くきれいにブレイクするポイントの多くはこのように岸から見て横方向へ波に乗るかんじになります。
ファーストブレイクの直後が波のサイズは最大。つまり、ポテンシャルが高いのです。ここでマネーターンをきめられるかが最初の肝です。
しばらくすると波がたるくなってきて、なんとか板をしごいて乗りきれば隣のレインボーベイというポイントまで行けて...
また波が切り立ってきます。このエリアのことをボーナスセクションと呼びます。昔グリコキャラメルのテレビコマーシャルで「一粒で二度おいしい」というのがありましたが、まさにあれです。
コンテンツ
- バックサイド垂直リップ
- 一般的なバックサイドターンの基本は「レールを入れて進行方向を見る」ですが、鋭角なターンが求められる今のプロサーフィンではプラスアルファが必要です。
- フィンを抜くよりレールを入れろ
- フィンを抜くと派手だし難易度が高いように見えますが、実はレールを使った大きなターンの方がはるかに難しいし、世界レベルのジャッジは後者でないと高い点数を付けません。
- カッコ悪いサーフィン
- 体幹が完璧であれば体の軸はブレないし、すなわち頭も傾かないのです。演技のどこを切り取っても頭は垂直に立っていて微動だにしないのが理想。
- クローズドスタンスできめる!
- なぜジョンジョンのターンが美しくてカッコいいのかといえば、それはターンの最中もしっかりクローズドスタンス(内股)だからです。
- 神業ターンを解析する
- 上半身を前のめりにしない背中側へのターンは神業なのです。それができるサーファーは世界トップレベルなのであって、日本人選手ではまだ見たことがありません。