クローズドスタンスを意識して完成度をアップする
オーストラリア西海岸のマーガレットリバー。世界チャンピオンになったジョンジョン・フローレンスが今季初優勝しました。このショットはファイナル(決勝戦)で9.63ポイント(ほぼほぼ10点満点)をだしたときのファーストターンです。
レイバックで大きなスプレーを上げるこのターンはもはやジョンジョンのお家芸。
で、ここで注目してほしいのはスタンス(両足の形)です。なぜジョンジョンのターンが美しくてカッコいいのかといえば、それはターンの最中もしっかりクローズドスタンス(内股)だからです。
これはセミファイナルの映像です。今大会、全てのラウンドを満点にちかいポイントで勝ち上がりました。
一般的に男の内股はかっこ悪いものですが、サーフィンしているときの内股はカッコいいのです。このことは、しっかり脳裏に焼き付けておきましょう。
コンテンツ
- バックサイド垂直リップ
- 一般的なバックサイドターンの基本は「レールを入れて進行方向を見る」ですが、鋭角なターンが求められる今のプロサーフィンではプラスアルファが必要です。
- フィンを抜くよりレールを入れろ
- フィンを抜くと派手だし難易度が高いように見えますが、実はレールを使った大きなターンの方がはるかに難しいし、世界レベルのジャッジは後者でないと高い点数を付けません。
- カッコ悪いサーフィン
- 体幹が完璧であれば体の軸はブレないし、すなわち頭も傾かないのです。演技のどこを切り取っても頭は垂直に立っていて微動だにしないのが理想。
- 波にはボーナスセクションがある
- 波がたるくなってきて、また波が切り立ってくる。このエリアのことをボーナスセクションと呼びます。
- 神業ターンを解析する
- 上半身を前のめりにしない背中側へのターンは神業なのです。それができるサーファーは世界トップレベルなのであって、日本人選手ではまだ見たことがありません。