「私たち」という定義
伊良湖のタマッチさん。このビデオは2年ほど前に宮崎で撮影したもので、このあと仕事の修行のためにブラジルに渡ると言っておられました。ブラジルはサーフィンするには最高の場所ですので、今ごろは腕を上げているのかもしれません。
どうしてタマッチさんのビデオを引っ張り出したのかといえば、タマッチさんは典型的な「私たちモデル」だからです。
これはミスターテイクオフに試乗してもらったときのもの。このように最初はメチャメチャだったのですが、1時間ほどでなんとか形になっていきました。
ポップアップができてしまったのですが、今改めて見るとやっぱり前足が出ていません。タマッチさんは典型的な「私たち」。これの意味するものは、けっこう深いです。
これは宮崎のMichiさん。このビデオもタマッチさんと同じ時期(約2年前)に撮ったものですが、やはり典型的な「私たちモデル」の人でした。Michiさんのレポートはこちらに詳しく書いてあります。では、この「私たちモデル」とはいったい何でしょうか。
「私たち」というからには、もちろんこの私も含まれています。私たちモデルとは、特に身体能力が優れているわけではない人たちを指しており、世の中の99%はそういった人たちです。つまりは「普通の人」のことです。
普通の人にとって、サーフィンほど挫折しやすいスポーツ(または、上達しないスポーツ)は他にないと思います。これについてはこちらにまとめてありますので読んでおいてください。
では逆に、「私たちでないモデル」はどんな人たちでしょう。そうです、生まれつきに身体能力が高い人たちです。もしくは、子供のころから英才教育でスポーツをやっていた人たちです。私はこの仕事(サーフィン指導)にかかわりだしてから、たくさんのサーフィン初心者の方々と接触する機会を得ました。そしてミスターテイクオフは身体能力の判定にはもってこいなわけで、明暗がハッキリ分かれます。
99パーセントは「私たちモデル」ですのでタマッチさんやMichiさんみたいになってしまうのですが、中には最初から完璧にできてしまう人がいます。これには本当に驚きます。自衛官とか海上保安官とか消防隊員とか、あとは実業団のトップアスリートとか、日ごろ厳しいトレーニングをしている人たちが多いのですが、やはりそういった人たちは生まれつき身体能力の高い人たちです。
というわけで、「私たちモデル」について理解いただいたでしょうか。これから私が記事の中に「私たち」と書いたら、それは「私たちモデル」だと理解してください。私はこのブログや教材でエラそうに書いていますが、私も、「私たちモデル」の一人です。そして、だからこそ挫折しそうな人を救うことができるのです。
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- サーフィンは自己満足ではいけない
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