サーファーの豆知識

テイクオフ成功の法則



体重の軽いサーファーは不利?

 

2016年WCTの第2戦(オーストラリアのベルズビーチ)。注目の日系人初のWCTサーファー、カノア・イガラシは第1ラウンドをトップで勝ち上がったものの第2ラウンドをスキップして挑んだ第3ラウンドでは第1戦のスナッパーロックスで優勝したマット・ウィルキンソンに完敗してしまいました。

 

 

 

 

 

第1ラウンドの波はフェイスがクリーン(面ツル)でサイズもほどほど。これはカノアが彼の実力を一番発揮できる波だったといえるでしょう。

 

 

 

 

 

第3ラウンドはもう少しサイズが上がり、しかもフェイスがバンピーな難しい波でした。こういう波ではボードをしっかり波に食い込ませるためにサーファーの体重があるていど以上必要になります。その点、細くて軽いカノアが苦戦するであろうことは予想できました。

 

自動車レースの話をすると、F1の車は世界最速...というのは路面がクリーンでグリップがよい状態のときであって、バンピーな悪路では軽の4駆の方が速いでしょう。サーフィンも波によってサーファーの上手い下手が別れるものです。WCTという世界の舞台では、どんな波でも強い選手でないとトップには上がれません。体重の軽い選手は小波のクリーンフェイスでは華麗なマニューバーを見せてくれますが、バンピーでパワーのある大きな波では体が弾かれて美しい演技ができません。

 

 

 

 

ポイントリーダーの証、イエロージャージーを着るマット。彼の体重はカノアより20キロも重いので走らせるボードがガシガシと波を切り裂いていきます。この暴れる波でもバックサイドの切れのあるリッピングは健在で、カノアの演技とは比較になりませんでした。

 

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