サーフボードと高級スポーツカー
どんなにすごいスポーツカーを手に入れたとしても、1か月もすれば飽きてしまいます。たとえフェラーリやランボルギーニでさえも。それはなぜか。
車はガチガチに法的規制や交通規制を受けているからです。スピード制限があるし渋滞もある。本当に走りを楽しむならばレースに出るしかありません。レースに出てこそ何ぼのもの、それがスポーツカー。少なくともこの日本という国ではスポーツカーは目立ちたがり屋さんのための富の象徴でしかありません。
私たちはもうスポーツカーに魅力を感じません。サーフボードは高級スポーツカーをはるかに凌ぐ乗り物だからです。もちろんスピード制限はありませんし、同じポイントであっても毎日違った波がやってきます。ビッグウェイブを猛スピードで駆け抜けたその瞬間、どんな市販スポーツカーも色あせてしまうのです。
サーフボードの価格は私が学生時代のころから据え置き状態です。つまり、この30年間ほとんど変わっていません。新品のショートボードで14万円前後。今はドル円レートが当時の3倍になっていますので、それを考えると海外の3倍の値段になったことになるのですが。それでもトヨタ86を買うよりずっと安く、しかも感動的なのですから私たちはラッキーです。
もし買えたとしてもすぐにインテリアになってしまいそう。
コンテンツ
- 波の波長と波の速度
- 「波が速い」という表現はとても曖昧です。サーファーが好んで使う言葉ですが、その本当の意味を理解している人はあまりいません。
- ウェイブ・ガーデン
- イギリスでオープンするというウェイブ・ガーデン(波のある庭)がそれ。こんなふうに庭園内にマシンブレイクを作ることが可能となっています。
- デカい波の自慢話
- 頭オーバー、頭半、ダブル、トリプル...デカ波の表現はいろいろあります。そしてそんな波に乗ったことを自慢げに話すサーファーがいます。
- サーファーにとっての地球環境
- 温暖化と寒冷化。どちらも避けたいところですが、どちらが致命的かといえば寒冷化であることは間違いありません。
- サーフィンの才能とは何か
- ジョーディの生い立ちはスラム街の貧しい生活からのサクセスストーリー。彼の素晴らしいボディは神がくれたもの。生まれ持った才能と、不屈のハングリー精神がみごとに融合して花開いたのです。
- 何のための人生なのか
- これまで明かされなかったシワの原因、それはなんと紫外線だそうです。答えを最後まで引っ張っておいてこれですからね。呆れてしまいました
- なぜ子供サーファーは Grom なのか
- Grommet の略なのですが、辞書を引くと「鳩目(布ひもなどを通す穴を補強する金属製の輪)」と出てきます。???ですね。
- ブラジルのハリー・ポッター
- 「ハリー」といえばご存じハリー・パッターですが、スペルも同じなのか気になります。調べてみたところ、違いました。
- 日本で最初のサーファー?
- 日本第一号のサーファーは誰あろう、加山雄三さんだったそうです。アトリエ de 加山(BSフジ:毎週火曜 23:00〜23:55)という番組で紹介されたものです。