デカい波の自慢話
頭オーバー、頭半、ダブル、トリプル...デカ波の表現はいろいろあります。そしてそんな波に乗ったことを自慢げに話すサーファーがいます。しかし彼らのほとんどは目立ちたがり屋の自己満足人間だと思って間違いないでしょう。そもそもサーフィンの難しさは波の大きさだけでは語れません。たしかに波が大きくなれば難易度は上がる傾向にありますが、必ずしもそうではありません。
サーフィンがよくわからない人に「ハワイで3メートルの波に乗った」といえば自分のすごさをダイレクトに表現できます。素人ほど波が大きいほどスゴいと思うので、それが一番てっとり早いのです。しかしそれを同じサーファーに対してやってしまう人というのはあまりに幼稚です。繰り返しますが、サーフィンの難しさは波の大きさだけでは語れません。波には大きさ以外にも様々なファクターがあって、私はこれまで数種類の新しいキーワードを提案しています。1つにはテイクオフ・スレッシホールド、そして2つ目にテイクオフ・マージン...などなど。これらはテイクオフに関するファクターですが、もちろん立ったあとに関してもサーフィンの難易度をきめるファクターがいくつかあるはずです。
ハワイにはたくさんの種類の波があります。ノースショアの波といえば間違いなく難しいのですが、探せばビギナーだって安心してサーフィンできるところがあるでしょう。日本人が大好きなバリだってそうです。サイズは頭オーバーでも、恐怖心を感じることもなく簡単に乗れてしまう波もあります。
サーフィンEブックに波の難易度を解説しています。どんな波が簡単で、どんな波が難しいのか。ビギナーであっても、それさえ知っていれば波が大きくても二の足を踏まずにチャレンジできるでしょう。
- 波の波長と波の速度
- 「波が速い」という表現はとても曖昧です。サーファーが好んで使う言葉ですが、その本当の意味を理解している人はあまりいません。
- サーフボードと高級スポーツカー
- サーフボードは高級スポーツカーをはるかに凌ぐ乗り物です。もちろんスピード制限はありませんし、同じポイントであっても毎日違った波がやってきます。
- ウェイブ・ガーデン
- イギリスでオープンするというウェイブ・ガーデン(波のある庭)がそれ。こんなふうに庭園内にマシンブレイクを作ることが可能となっています。
- サーファーにとっての地球環境
- 温暖化と寒冷化。どちらも避けたいところですが、どちらが致命的かといえば寒冷化であることは間違いありません。
- サーフィンの才能とは何か
- ジョーディの生い立ちはスラム街の貧しい生活からのサクセスストーリー。彼の素晴らしいボディは神がくれたもの。生まれ持った才能と、不屈のハングリー精神がみごとに融合して花開いたのです。
- 何のための人生なのか
- これまで明かされなかったシワの原因、それはなんと紫外線だそうです。答えを最後まで引っ張っておいてこれですからね。呆れてしまいました
- なぜ子供サーファーは Grom なのか
- Grommet の略なのですが、辞書を引くと「鳩目(布ひもなどを通す穴を補強する金属製の輪)」と出てきます。???ですね。
- ブラジルのハリー・ポッター
- 「ハリー」といえばご存じハリー・パッターですが、スペルも同じなのか気になります。調べてみたところ、違いました。
- 日本で最初のサーファー?
- 日本第一号のサーファーは誰あろう、加山雄三さんだったそうです。アトリエ de 加山(BSフジ:毎週火曜 23:00〜23:55)という番組で紹介されたものです。