アルアインのウェーブプール
UAE(アラブ首長国連邦)にウェーブプールができました。場所はドバイの近くにあるアルアインというところ。オイルマネーで作った砂漠の中のマシンブレイクです。しかしこの贅沢な施設の利用者はあまりいなくて閑散としているとか。どうやらアラブ人はサーフィンに興味ないようです。
宮崎にあって世界一のマシンブレイクと言われたオーシャンドームは復興計画が持ち上がっていますが、ウェーブプールを再開するという案はまったくございません。再開したところで一般人がサーフィンできるわけではないので願望もないのですが(1時間の貸し切りで10万円とかだったような)...
自然界において「いい波」を当てるには行動力と忍耐が必要です。しかし、その苦労をする価値はじゅうぶんにあるといいます。日本国内に居てはいつまで待っても「いい波」に巡り合わないというわけで、行動力のあるサーファーは海外へと旅立ちます。そしてみごと「いい波」をゲットし、至福の時間を満喫するのです。
「いい波」に乗ることの意義。それは単に快楽を得ることだけではありません。「いい波」に乗ることで飛躍的にサーフィンが上達するのです。それはなぜか。それは自分の弱点を確認し、体の動かし方の間違いをすぐに修正できるからです。「いい波」は再現性に優れています。さっきと同じ波が繰り返しやってきます。さっきと同じ波だから同じところでミスをするし、修正もできます。
サーフィンは他のスポーツと比べて圧倒的に難しいのですが、その大きな原因が「再現性の無さ」にあります。同じ波は二度と来ません。だからこそサーフィンはおもしろいのであって、その裏返しとして反復練習をするのが極めて困難です。
壁にぶつかったときは、無理をしてでも「いい波」を求めて旅に出ましょう。バリやオーストラリアに行って、めちゃくちゃ上手くなって帰ってきた人たちをたくさん見てきました。「いい波」に乗ればサーフィンが上手くなるのは間違いないようです。
しかしいくら「いい波」であっても、何も考えずにサーフィンしていてはいけません。自分のどこに問題があるのか。そしてその問題点はいかにして克服すべきか。そんなことを常に考えながらサーフィンしてください。
- ジェフリーズベイ(南ア)
- 理想的な大きなウネリと理想的な海岸線。サーフポイントは南と北に分かれており、この写真にあるメインビーチは初心者でもじゅうぶん楽しめるという能書きがついています。
- チカマ(南米ペルー沖)
- サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
- チョープー(タヒチ)
- 世界で最も危険なサーフポイントといわれるチョープー。命知らずの猛者(もさ)たちが死闘を繰り広げる究極の舞台。ゴーギャン礼拝を兼ねて、行ってみたいです。
- ポロロッカ(アマゾン)
- 田中樹プロがライディング時間の記録に挑戦。波に乗っている時間への挑戦なのに、それを忘れてトリッキーな技に果敢にチャレンジしていました。
- ホノルアベイ(マウイ島)
- ホノルアベイにヒットした伝説の波に乗る御大マーク・リチャーズ。どこまでも延々とライディングするのですが、その彼をカメラがこれまた延々と撮り続けるのです。
- ニアス島(インドネシア)
- カットバックで切り返していけば、どこまでも乗っていける波。ロケーションも最高ですので、バリ島の次はニアス島で決まりですね。
- バリ島
- 日本とバリの大きな違いは波の大きさだけではありません。バリが日本よりすばらしいところはサーフポイントがリゾート化されていることです。
- 韓国チェジュ島
- 韓国のサーフィンの歴史はまだ浅く、ムラサキスポーツはこれを機会に韓国でのサーフィン用品のシェアを拡大していくことでしょう。
- 南米チリ(アリーカ)
- アリーカは最も北側(赤道寄り)にあって、比較的温暖な地域です。一方で国の中央から南のポイントは南極に近いため、その水温の低さは想像を絶するとか。
- ワイキキビーチパーク
- ワイキキビーチの最南端、動物園近くにあるクヒオパークには埠頭のように海へ突き出た見晴台がありました。
- ダイヤモンドヘッド
- ダイヤモンドヘッドの波はノースショアに比べると、とてもメローで優しい波です。もしハワイで本格的にサーフィンを始めるのであれば、ワイキキではなくてダイヤモンドヘッドをお勧めします。
- バンザイ・パイプライン
- パイプラインは世界で最も難しい波であり、かつ危険です。それは海底がこのようになっていて、この穴にハマって溺死することもあるからです。