波にサーフボードがひっかかる?
こんにちは。神奈川の●●●です。ミスターテイクオフのおかげでテイクオフが抜群に安定してきました。本当に感謝しております。
そこで今回お尋ねしたいのは失速についてです。テイクオフして横に走りだし、アップスをしようとするとボードが波にひっかかる感じなって波においていかれます。自分でもどうしてなのかわからず悩んでいます。
神奈川県 Nさん 32歳
実際のライディングを見てみないことには何とも言いようがないのですが、まず理論的に考えられるのはサーフボードのコンケーブが強すぎること。日本の波には強すぎるコンケーブは不向きだと一般的に言われます。よくサーフィン映画で見るようなマシンブレイク(完璧な波)であれば特性をいかんなく発揮するのですが、チョッピーで不規則に変化する波では逆効果のようです。つまり、ボードが波にひっかかりやすいのです。
この動画の1分過ぎあたりにコンケーブを入れる作業シーンが出てきます。コンケーブとは、サーフボードのボトム面を浅く削ることで作られる「水の通り道」です。これはサーフボードの歴史において最も画期的なアイディアであり、サーフボードの小型軽量化と機動性を飛躍的に向上させました。現在のアクロバティックなサーフィンは、この技術の開発によって到来したともいえるでしょう。
ボトムに作られる水流はサーフボードに揚力を発生させます。これはボード自体の浮力にプラスアルファーとなって、結果的にサーフボード全体を薄く小さくできるのです。しかし同時にボードが波に貼り付く効果も発生させます。ということは、波が均一でクリーンな状態でなかったら...ボードの挙動はギクシャクしたものになってしまいます。
その他の原因として、サーフボードのエッジが考えられます。エッジとは、レールとボトム面が作り出す形状のこと。これが立っているほど(直角に近いほど)ボードが波に食いつきやすくなります。
この動画の冒頭ではボードのエッジ出し(荒削り)をしています。一般にエッジを立たせるのは上級者用だとされ、脚力とボードコントロール能力を要します。初級者がこういったエッジの立ったボードに乗ると、振り回されてワイプアウト、もしくは失速してしまいます。
- ショートボードに乗りたい
- ボードを変えて現在の状況を打破したいと考えています。アップスをできるようになるのが目標です。
- 即決でオーダーしました
- たしかにこれを毎日やっていればサーフィンに必要なバランス感覚が養われるのは間違いないと感じました。
- テイクオフのときの視野
- 視野が狭いことを自覚されているだけでも優秀です。そのことに気がついていないのが普通だから。はっきり言って「サーフィン初心者は盲目」なのです。
- 真冬にサーフィンする意味
- 寒くなってきて以来、テイクオフ動作の際、前足が前に出づらくなってきました。肩幅未満の立ち姿勢になってしまうことが多いです。
- ロングボードの奥深い世界
- Nさんは”本当の意味でのロングボードの難しさ”を、まだわかっておられないはずです。
- サーフィンをやめた方がいい
- サーフィンに限らず何のスポーツでもそれに適した才能は必用ですが、だからといって「やめた方がいい」なんてことはないでしょう。プロになりたいわけではないのですから。
- 波に乗る回数を増やす方法
- ビギナーと中上級者とは波に乗る回数が極端に違うものです。波に乗るためにはまず波をキャッチしなければならず、それが最も難しいからです。
- 宮崎ではお世話になりました
- 今後は、はら様から教えていただいた陸トレを繰り返し、成果を実感していきたいと思います。是非、また機会がありましたらよろしくお願いします!
- ウネリからテイクオフできません
- 今の課題はウネリからのテイクオフです。YOUTUBEなどではウネリからテイクオフしている動画がありますが、私のホームポイントと同じ波とは思えません。