トッププロも使うテイクオフの小技
WCT第3戦、ベルズビーチ大会では本当にひさしぶりにジョン・ジョンのエアーが炸裂しました。この画像は10ポイントを叩き出した演技。右下に見えるのはパドルアウトするガブリエル・メディーナ。このところこのブラジリアンにやられっぱなしだっただけに今回の完勝でウップンが晴れました。
でも今回はエアーの話ではなく、テイクオフの話でして...
この10ポイントライドのテイクオフもそうでした。「そうでした」って何のことかと言いますと、それは手です。ジョン・ジョンの手を見てください。どうなってますか? 右手の位置が左手に比べてかなり後ろですよね。これはどういうことかわかりますか。
実は王者ケリー・スレーターもそうなのですが、特に掘れた波のときは両手の位置関係がこうなっていまして、テイクオフと同時に横に走る小技的なテクニックなのです。レギュラーブレイクに乗る場合は右手、グーフィーブレイクに乗る場合は左手を手前に引くことでプッシュアップのアクションで上半身が進行方向にねじられます。
しかし、サーフィン初心者や初級者がこれをやるのはお勧めしません。テイクオフのアクションにはたくさんの注意事項がありますので、それにこれを加えてしまうと一番大事なことに集中できなくなってしまいます。
一番大事なこと。そして、どのサーフィン教材にも書いてないこと。それはサーフィンEブックに書いてます。
コンテンツ
- お尻から落ちる
- ビギナーを卒業したサーファーは絶対に尻から落ちることはないらしいのですが、たしかにそうですよね。お尻から落ちる原因についてもついでに解説しておきます。
- 確実なテイクオフのために
- サーフィン初心者はボードに飛び乗ってしまいますが、それというのは前足を置く前に両手をボードを離してしまっている状態です。
- ビギナーがデカ波にテイクオフするために
- 、初心者やビギナーが頭以上のデカ波にチャレンジするときのポイントを教えましょう。これさえ知っておけば、海に入ってパニックになることはありません。
- レギュラー方向か、グーフィー方向か
- 彼はグーフィー(向かって右方向)に行きました。なぜでしょう。それはグーフィーの方が距離を長く乗れるから。こういうふうに、普通とは逆方向にテイクオフすることを...
- 体が柔らかい人のテイクオフ優越
- このレッスン動画で解説したように、体が柔らかくてパドリングの上体角度が大きい人はパドリングだけでなく、テイクオフも有利です。
- 走る方向を決めるタイミング
- レギュラ−方向に走るかグ−フィ−方向に走るかの判断は、いつどのようにされていますでしょうか。
- 少ないパドリングでテイクオフ?
- 上手い人を見てると、少ないパドリングで、なんともあっさりと取っていきますが、私は、やはりパドルによるスピードが足りないのでしょうか。
- 波に追いつくためのテイクオフ
- サーフィンはパドリングで背中をどれだけ大きく反らせることができるかが決め手となるのですが、それはテイクオフの成否に最も現れます。