カットバックとカービングはここが違う!
カットバックとカービングはアマチュアや国内のプロの試合を見ていると判別が曖昧であり、その区別が明確ではありません。つまり、審査する人たちもよくわかっていないのだと思うのです。しかし、国際的な大きな試合であれば両者の違いは明確です。
カットバックはトリミング
カービングはマニューバー
※マニューバーとは「攻め」のことでして、加点されるのはこのマニューバーになります。
カットバックとは...
波のパワーがなくなったところでする技(そこではスピードが足りないのでカービングはできない)。上半身のリードで、ボードを慎重に回していきます。
カービングとは...
波のパワーが最大のところでする技(そこではスピードが速すぎてカットバックはできない)。後ろ足で押しこむイメージで、レールを深く入れていきます。カービングの「カーブ」は「削る」という意味です。
コンテンツ
- 波のフェイスを削る
- ジョーディの体は波と一体化しているように見えます。「進行方向を見る」といった本来のセオリーなどこの際全く意味を持ちません。
- 失速しないサーフィン
- ジョンジョンは波のトップでもしっかりとレールを波のフェイスに入れています。ボトムターンでフロントサイドのレールを入れ、トップでバックサイドのレールに切り替えているのです。
- レイバックのカービング、スナップターン
- 失敗の多くの原因は上体を後ろに倒してしまうことにあります。つまり、レイバックしてしまっているのです。ターンするには体を倒さないといけないという固定観念があるからです。
- 究極サーフィンは人馬一体
- 「人馬一体」という言葉がありますが、究極的にはサーフィンもそれが到達地点であることは間違いないはずです。
- レールサーフィンとパワーサーフィン
- 村上舜プロと小川直久プロの戦いは新しいサーフィンと古いサーフィンを確認する意味でとても貴重なものでした。
- 世界一美しいカービング
- ジョンジョンの技は基本を踏み外していないので、確実にキメることができるのだと思います。
- カービングと手足の長さ
- 魅せるサーファーは手足が長い。これは生まれ持ったものですので、残念ながらどうしようもありません。