上達しない自分は諦めるべきなのか
彼の名は増田来希(らいき)。宮崎県日向市のサーファーで、まだ13歳。グロムでは全国で数本の指に入るほどでして、もちろん宮崎ではナンバーワンです。サーフィンを始めて3年半ということですが...
その実力はJPSAプロトライアルを受けてもいいほどです。そういえば数年前、渡辺寛(宮崎県出身で今やJPSAのシード選手)がプロになったのが当時14歳のときでした。そういうわけで、小さいころからプロを目指す場合に必要な年数は4年が目処ということになります。
「4年が目処」と書いたのには理由があります。逆に、それ以上の年数をかけたところでプロ合格するのは難しいからです。昨今、為末大さんが書いた「諦める力」という本が賛否両論を巻き起こしているのをご存じでしょうか。いつまでも夢を追いかけていてはいけない。自分の才能の限界を認めることも人生において重要なことだと説いています。
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翻って、みなさんはどうでしょう。私の元には「まだ横に走れません」という方が来られますが、中にはサーフィン初めて10年以上という方もちらほら。では、もう諦めるべきなのでしょうか。その答えは絶対に「NO!」です。
アップスダウンやカットバックといった基本技のサーフィン。このレベルまでは間違いなく誰しも到達できます。伸び悩んでいるのは、単に正しい理論を知らないからなんです。生まれ持った才能のある人は理論なしに上達しますが、その才能のない人は正しい理論を知ることで同じ領域に行くことができます。
- サーフィンが上手くなる条件
- 一人で海に行く人はサーフィンが上手くなります。いつも仲間とワイワイやってる人よりも、一人で行動している人の方が間違いなくサーフィンに集中しています。
- サーフィン適格を診断します
- 足首が柔軟な人ほどサーフィン初心者脱出が早いです。それはテイクオフが上手くできるからです。
- サーフィン上達の法則
- 「サーフィン早期上達のカギはビデオ撮影にある」といっても過言ではありません。一昔と違い、今では高倍率ズームレンズの新品ビデオカメラが2万円台で買えてしまいます。
- サーフィン上達と挫折
- いくらやってもテイクオフすらままならない。おそらくそんなところではないでしょうか。しかし、それが普通なのです。野球やサッカーなど他のスポーツと同じと思ってはいけません。
- サーフィン理論と体力
- 目からウロコが落ちるとは正にこのこと、その理論と解説を聞いたら突然パッと視界が開けたのです。「そうか、そういうことか」と。
- サーフィン理論の重要性
- 勝手ながらはらさんは「師」だと思ってます。これからも楽しくそして少しでも上手くなってサーフィンライフを充実したいです。
- 「私たち」という定義
- 私たちモデルとは、特に身体能力が優れているわけではない人たちを指しており、世の中の99%はそういった人たちです。つまりは「普通の人」のことです。
- サーフィンは自己満足ではいけない
- サーフィンは自己満足ではいけないというのは私の持論であり、サーフィンの核心でもあると思っています。「周囲の目なんて気にしない」と強がる人ほど実は気にしているものです。
- サーフィン保険
- 生命保険はたいがいの方は入っておられますが、傷害保険にまで入っておられる方はけっこう少ないようです。
- 沖に出るのが怖いとき
- パドリングが楽になれば恐怖心は完全に払拭されるのでしょうか。答えはノーです。たしかに以前よりは怖くなくなりますが、全く平気になることはないでしょう。それはなぜ?
- ショアブレイクの危険性
- ショアブレイクで死にかけた人はたくさんいますので、みなさんもじゅうぶん気をつけてください。