タジ・バロー

テイクオフ成功の法則



タジ・バロー

WCT(世界プロツアー)の第5戦、フィジー大会は1週間も波を待って大会が再開されました。各選手たちはずっと波のないフィジーの島に缶詰め状態になっていたわけで、これを受け入れられるのも世界ツアラーという名誉があるからでしょう。

 

 

 

ダブルオーバーヘッドのチューブ波に向かうため、念入りにワックスを塗るミック・ファニング。エピックな波のとき、彼らはデッキパッドにも塗るんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

再開となったこの日(ラウンド3)はみごとなチューブ波が炸裂。ほとんどの選手が波をメイクできず低スコアに甘んじる中、別次元のヒートとなったのが今大会でWCTから引退するタジ・バロー(オーストラリア)とジョンジョン・フローレンス(ハワイ)の戦いでした。

 

 

 

 

残り数分で乗った波で逆転を確信したのか、両手を上げたタジ。しかし...

 

 

 

逆転ならず、ここで敗退。私の目ではジョンジョンのチューブライディングよりもタジの方がチューブ内に居た時間が長かったし、何よりもバレルが大きかった。10点満点かな?と思ったほどでした。

 

 

これも私の独断と偏見なのですが、当局(大会スタッフ)としてはどうしてもジョンジョンに勝たせたかった?ような気がしてなりません。というのも、この大会でジョンジョンが優勝すれば念願のランキング1位になる可能性があるからです。ジョンジョンはスター性が群を抜いているので、業界は彼の世界チャンピオンを心待ちにしています。

 

 

 

 

 

 

不本意な敗退にもかかわらず、笑顔でWCTから去るタジ。仲間たちが彼を囲んで拍手していました。

 



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