サーフィンの経費
私が若いころには”サーフィンはお金のかからない遊び”とよく言われたものです。なぜなら海に入場料はないから。それは今でも変わっていないのですが。
Q&A形式のサーフィン掲示板では、「サーフィンするのに費用はどれくらいかかりますか?」という質問が後を絶ちません。このような質問に対しては、きまってこういう回答が付けられます。 「サーフィン用品は10万で揃うけど、交通費が年間で20万はかかります」。そんな話を聞いて「でもやりたい」と思う人がどれだけいるでしょうか。質問者が海に来ないことを祈って回答しているわけではないのでしょうけれど。なお、この「週に1回」というのもどうやら標準のようです。サーフィンはスキーやスノーボードと違って、1シーズンに数回だけやるものではなく、年間を通して最低でも週1でなければものにならないという考えが根付いている証拠です。
”サーフィンはお金のかからない遊び”というのは、どうやら古き良き時代のものとなってしまったようです。昔はサーフィンしたい人は海の近くに住んだものです。 サーフィンができるのなら他のことは我慢しよう。 そんな彼らは一般人から見れば”ちょっと寄りつきにくい人たち”だったかもしれません。 アメリカのヒッピーに近い印象を持たれていたのだと思います。しかし現代は違っています。 都会に住んでサーフィンもしたい。 そんな人たちが主流になっています。 ですから、もはやサーファーは特異な目で見られる存在ではなくなっているのです。 完全に一般人に溶け込み、まったく違和感がなくなっています。
たまにビーチで寝泊まりするサーファーを見かけます。明らかにサーフトリップではありません。洗濯物がたくさん干してあったりして彼の生活臭が付近に漂っています。昔は普通にいたのかもしれませんが、今は彼らにとって厳しい世の中になっています。そのうち誰かに通報されて撤収を迫られるのです。
- 定年後の娯楽として
- サーフィンを続けているとその仲間の輪はしだいに広り、日本全国、いえアメリカやヨーロッパ、オセアニアやインドネシア、南アフリカにまで広がっていくかもしれません。
- サーフボードのスケッグの数え方
- サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
- 子供は天才
- 無駄のないパドリング、すばらしいテイクオフのタイミング。これらは幼少のころにサーフィンを始めた人たちなら自然に身につけるものです。
- サーフィン用語
- みんな”リーシュコード”って呼んでますね。昔はパワーコードと呼んだものですが。実は”リーシュ”だけでいいはずなのです。
- サーフィン波情報の罠
- 「波がない」という情報には注意してください。 「波がない」という情報は、けっしてすべてのサーファーに向けての情報ではないのです。
- サーフィンの波は風しだい
- サーフィンの波は海底の地形うんぬんと言いますが、いくら地形がきまっていたとしても風が悪ければそれも台無しです。
- 魚のボラ
- こんなにたくさんいるのだから、釣って食べる人はいないのか。というのも疑問の一つ。ボラ釣って喜んでる人を見たことありませんからね。
- サーフィンは観るものではない?
- サーフィンと陸上競技、競技人口で見ればサーフィンの方が多いかもしれません。なのに、マスコミはサーフィン大会をテレビ中継しません。
- 聖域としてのサーフィン
- お金さえ払えば誰にでもできるものと、そうでないもの。そこには大きな次元のギャップがあるのです。聖域...サーフィンの世界はある意味でそうです。