波に巻かれて窒息死しないために
エアーだけがとりえでないことをアピールしたジョシュ・カー。これはそのチューブアプローチなのですが、このあと彼は死ぬ思いをすることになります。
目の前のバレルが崩れ落ち、グルグル巻きにされたのです。
無事に浮き上がってきましたが、ご覧のような泣きっ面。ライブではほんとに泣いているように見えました。WT選手でもこんなことってあるんですね。大きな波に巻かれてなかなか水面に浮上できないと誰しも「死の危険」を感じるものです。しかし、実際に波に巻かれて溺死してしまう人は(少なくとも日本では)いないのではないでしょうか。はっきりしたデータは持っていませんが、そういう話を聞いたことがありません。
サーフィンで亡くなる人は毎年けっこうな数いらっしゃいます。その死因のほとんどはカレントに流されての遭難ですし、あとは心臓発作などです。波に巻かれても死ぬことはないので、重要なのは、とにかく冷静になることです。溺れそうになって悪あがきすると、体内に残った酸素を無駄に消費しますので状況は更に悪化します。
普通の人が息を止めていられる時間は2分前後だと思いますが、大きな波に巻かれても呼吸を我慢しなければならない時間は20秒もありませんので、冷静になることができればじゅうぶん対応できるはずです。
グルグル巻かれているときは体の力を抜き、波の動きに身をまかせましょう。無駄に動かず、心拍数をできるだけ少なくするのがポイントです。あとは、落ちる前に深呼吸するクセをつけましょう。
世界的なビッグウェーバーであったマーク・フーはマーベリック(カリフォルニア)の大波に巻かれて亡くなりました。その本当の死因についてはリーシュが海底の岩に引っかかったためだという情報があります。つまり、彼は波に巻かれて死んだのではないのです。
私もバリに行ったときリーフポイントでリーシュが岩に引っかかって溺れそうになりました。リーフではそういう危険があるので、足首からリーシュを外す訓練を日頃からしておくことも大事です。
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これ↑はリーシュが足に絡まないのはいいですけど、リーフ海底の岩に引っかかるのが心配です。
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