WCTサーファーの背番号
WCT(世界プロサーフィンツアー)がオーストラリアのスナッパーロックスで開幕しました。この地は元々WSL(世界プロサーフィン連盟)の本部が置かれていて、いわば世界プロサーフィンの聖地みたいなところです。私は2年前に現地に行く機会があったのですが、あれから世界各地で大きなテロ事件が連続して起こりました。それでも、こうしてあのときと全く同じ雰囲気で大会が進行していることに安堵の思いをせずにはおれません。
上の画像はジョエル・パーキンソンがラウンド3に向かうところで、ジャージの背には81とあります。いったいこの番号、何だと思いますか。数年前にはランキングの順位を背番号に付けるというのが試されたんですが、あれはどうやら不評だったようです。そして昨年あたりからまた背番号が復活したわけですが、その意味するものとは...
何のことはない。選手が好きな数字。つまり、プロ野球選手と同じです。それにしても何で81なんでしょう。ケリー・スレーターは11なので、これはわかりやすい。これまでの世界チャンピオン回数です。
コンテンツ
- WCTは何がすごいのか
- デスーザにはそれがありません。この澱み(よどみ)のない演技こそが世界レベルのサーフィンなのです。
- 波を取るための壮絶なる戦い
- 見た目は華やかでも過酷なまでに弱肉強食。普段は「いい人」でも試合では「悪人」にでもなる覚悟がないと勝てないといいます。
- テイクオフ優先権
- 1本乗った選手がもう片方の選手が乗る前にブレイクポイントに戻れななかった場合にはプライオリティ争奪戦となってしまいます。
- 大会ごとに期待される演技がある
- WTの大会には各大会ごとに「期待される演技がある」ということです。最もわかりやすいのは最終戦であるパイプラインマスターズです。
- 優越感と屈辱のゼッケン
- 選手には背番号32がついているのですが、サーフィン大会でのゼッケンはジャージの色のはず。では、この背番号には何の意味があるのか...
- WCTの現場 〜 サーフィン審判員
- 審査員(ジャッジ)の手元にはデジタル機器があるものの、どうやら自分のつけた点数を入力してデータを送るだけのもののようです。
- プライオリティーとインターフェアランス
- 波のピークは両者の中間だったので、タティアナはライトに、そして自分にはプライオリティーはないけれどレフトに行けると判断しました。
- レッドブル、サーフチーム
- ご存じのとおり、レッドブルはサーフィンだけでなくあらゆる人気スポーツでスポンサーになっています。
- サーフィンのマイヨ・ジョーヌ
- そんな伝統あるマイヨ・ジョーヌのアイディアを、世界プロサーフィン連盟(ASP)が今年から採用しています。
- むちうち症になったビッグウェーバー
- 胸肩の波でも背中から落ちると衝撃で首を痛めることがありますが、こんな化け物のような波でやたれたら、普通の人間なら首の骨が折れて即死かもしれません。