テイクオフ優先権
上の画像はサリー・フィッツギボンズ vs. タイラー・ライトでの1コマ。サリーとタイラー、それぞれを乗せたジェットスキーがレースをしているのですが...
実はこれテイクオフ優先権(プライオリティ)を取るためのレースだったのです。プロの大会ではこのプライオリティ方式が採用されていて、先に波のブレイクポイントに到達した者が先にテイクオフできるのです。
このルールによって二人ヒートであれば交互に乗ることができるので妨害行為が問題になることがありません。しかし、1本乗った選手がもう片方の選手が乗る前にブレイクポイントに戻れななかった場合には、このようなプライオリティ争奪戦となってしまいます。
大きな大会で波が大きなときはポイントに戻るためにジェットスキーを使いますので、サーフィン大会なのかジェットスキーのレースなのか???という事態も発生するわけです。
コンテンツ
- WCTは何がすごいのか
- デスーザにはそれがありません。この澱み(よどみ)のない演技こそが世界レベルのサーフィンなのです。
- 波を取るための壮絶なる戦い
- 見た目は華やかでも過酷なまでに弱肉強食。普段は「いい人」でも試合では「悪人」にでもなる覚悟がないと勝てないといいます。
- 大会ごとに期待される演技がある
- WTの大会には各大会ごとに「期待される演技がある」ということです。最もわかりやすいのは最終戦であるパイプラインマスターズです。
- 優越感と屈辱のゼッケン
- 選手には背番号32がついているのですが、サーフィン大会でのゼッケンはジャージの色のはず。では、この背番号には何の意味があるのか...
- WCTの現場 〜 サーフィン審判員
- 審査員(ジャッジ)の手元にはデジタル機器があるものの、どうやら自分のつけた点数を入力してデータを送るだけのもののようです。
- プライオリティーとインターフェアランス
- 波のピークは両者の中間だったので、タティアナはライトに、そして自分にはプライオリティーはないけれどレフトに行けると判断しました。
- レッドブル、サーフチーム
- ご存じのとおり、レッドブルはサーフィンだけでなくあらゆる人気スポーツでスポンサーになっています。
- サーフィンのマイヨ・ジョーヌ
- そんな伝統あるマイヨ・ジョーヌのアイディアを、世界プロサーフィン連盟(ASP)が今年から採用しています。
- むちうち症になったビッグウェーバー
- 胸肩の波でも背中から落ちると衝撃で首を痛めることがありますが、こんな化け物のような波でやたれたら、普通の人間なら首の骨が折れて即死かもしれません。
- WCTサーファーの背番号
- ジョエル・パーキンソンがラウンド3に向かうところで、ジャージの背には81とあります。いったいこの番号、何だと思いますか。