世界で最も小さい波 〜 湘南オープン2014
昨年2013年は奇跡的にもタイフーンスウェルに恵まれたムラサキスポーツプレゼンツ、湘南オープン。しかし今年の本大会は、いつもの湘南、波なし湘南。だから言わんこっちゃない。ウエイティング最終日になっても波がないので大会は強行されたわけですが...
海外のASP大会であれば、普通こんなに波がなければ大会はキャンセルになるところ。外人解説者も「これは世界で最も小さい波のサーフィン大会としてギネスブックに載るかも」とコメントするほどでした。
こんな小波では実力差はほとんど出ません。しいて言えば、体の小さい、子供のような体型の選手が有利です。上は都筑百斗(つづきももと)が1位でアップしたヒート結果です。彼はまだ15歳のグロムでして、この小波コンディションを追い風にJPSAのトップ選手たちを撃沈しながらQファイナルまで勝ち進みました。
そして、最終的にファイナルに残ったのはこの4名。1人はいつもの日本人キラーでしたが、他の3人はなんと湘南のヤングガン。小林直海(湘南、19歳)、松下諒大(湘南、18歳)、浜瀬海(湘南、17歳)、コナー・オレアリー(オーストラリア、20歳)。
とんでもない小波でどうなるかと思いましたが、ファイナルは逆転に次ぐ逆転でけっこう興奮ものでした。特に優勝した松下諒大の演技はキレがあって良かったです。さすがは湘南ボーイ。ここの小波をどう乗ればいいかを熟知していました。というわけで、来年も湘南オープンやるんでしょうね。この小波でもやったのですから、もう怖いものなしです。
コンテンツ
- WSL(旧ASP)チャンピオンツアー
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- サーフィン初心者、初級者が短期間でみるみる上達するサーフィンの極意をここに公開いたします。誰も言わない、誰も書かないサーフィンの理論は必見です。
- JPSA(日本プロサーフィン)
- 日本には日本人専用のプロツアーがあります。JPSAがそれであり、ツアーに参加するには(基本的)に日本国籍とプロライセンスが必用です。
- サーフィンのモチベーション
- 大会に出るという目標を持つことで、明らかにサーフィンに対するモチベーションが上がってくるはずです。
- 波を選ぶテクニック
- ビギナークラスに限らず、上級クラスでも、かけた技のレベルよりも「どれだけいい波に乗ったか」が評価されます。
- サーフィン大会を盛り上げるために
- 今は点数が確定した段階で表示していますが、これを未確定の状況ですぐに表示するのです。
- 大会の費用対効果を考える
- 大会を開催する上でカーリングほど費用対効果の高いスポーツは他にないと思います。 サーフィン大会の対極にあるスポーツだといえます。
- ロングボードの審査基準を考える
- そもそも、なぜ今でもロングボードを愛する人たちがいるのか。サーフィンの歴史の中で一度は忘れさられたサーフボードなのに。
- 必殺仕事人になれ
- デスーザのみごとな仕事ぶり。これぞまさしく必殺仕事人。彼が乗ったのは必要最小限の2ウェイブのみでした。
- サーフィンの審査は相対的
- カリッサのこういったライディング映像はネット上に溢れているし、女子のレベルが全体的に上がっている現状としては特に優れたものには見えないはずです。
- 波数が少ないと波乱が起こる
- 大会はクリーンなセットに恵まれましたが、午前中は波数がとにかく少なかった。こんなときのサーフィン大会は運が強い方の勝ちです。
- セット波を待って勝負にかける
- たま〜に入るセットの波を沖で待ちすぎて結局はぜんぜん乗れないこと。そんなときふとインサイドの方を見ると、けっこう波に乗ってる人がいるではありませんか。