サーフィンテイクオフ

テイクオフ成功の法則



テイクオフでのスタンスに悩む?

大分県のJINさん(38歳)からメールをいただきました。ホバリングを意識することでサーフィンが劇的に楽しくなったということですが、どうやらスタンスのことで悩んでおられるようです。では続きを読んでみましょう。

 

 

私はロングボードなのですが、先日ある人(上級者)からアドバイスをいただきました。私がボードを上手くコントロールできないのは、テイクオフ時に後ろ足が前に出過ぎている(フィンより前の位置)からだというのです。

 

 

ロングボードのテイクオフは後ろ足を動かさず、前足のみを引き込む感じで行うべし。そこでボードが失速しそうになったら素早くクロスステップで前にでてトリミングポジションに行くべし。前に出るときスリ足は格好悪すぎるから絶対にダメ。スリ足するくらいならクロスステップでワイプアウトするほうがマシである。

 

と、以上のように言われました。それからテイクオフのためのパドリングについても次のようにアドバイスされました。ロングボードの鬼パドルはみっともないからやめるべし。ちゃんと波のピークを捕まえれば、軽いパドルでもウネリからテイクオフできる。それでテイクオフできないならその波は諦めるべし。

 

 

自分としては他のサーファーとの波の取りあいの中で狙って乗れそうな波はパドルしまくって乗ろうとしていたのですが、それがバタバタしていて見苦しいようです。

 

 

これって当たってますかね。ロングボードはスタイリッシュにというのもわかるのですが...

 

 

 

おもしろいですね。上級者はサーフィンの考え方がしっかりしていますが、人それぞれでけっこうバラバラです。で、このアドバイスされた方の考え方も独特です。私はこれを否定するつもりはありませんが、賛成かと聞かれればYESとは言えません。

 

 

これは考え方の相違なので、どっちが正しいというわけではありません。ビギナーには一日でも早く初心者脱出してほしいと私は考えますので、「みっともない」とか「見苦しい」というのは上手くなってからの話だと思います。

 

 

最初からクロスステップは無理なので、スリ足でもいいからステップバックしたりトリムポジションに行くクセをつけるのが先。またパドリングにしても、一つでも多くの波に乗った方がいい。と、私は思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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前足が出ない人、後ろ足が前に出すぎる人。テイクオフしたはいいが、どうも両足の位置がしっくりこない人。これを読めば、もうスタンスのことで悩むことはありません。

 

 

サーフィンはテイクオフが全て



コンテンツ
PDCAのサイクル
「PDCAのサイクル」というのはつまりこの4つの工程を延々と繰り返して最終的に自分の定めた目標に近づいていく手法なのです。
バタ足でテイクオフする
冷静に考えてみれば、バタ足による推進力アップよりもボードが左右に揺れることによる抵抗増加というデメリットのほうが大きいのです。
波に置いていかれないために
サーフィン初級者が波に置いていかれるのはこの瞬間なので、ここを集中的に練習することから始めてください。
前足を出す重要性
サーフィンにもスランプがあります。どんなスポーツでも「前回できていたことが今日はできない」ということはありますが、サーフィンでテイクオフができなくなるというのはかなりショッキング。
テイクオフは緊張します
テイクオフの瞬間は頭が真っ白になってしまいます。緊張して、それまで学習してきたことをすっかり忘れてしまいます。
両手を離すタイミング
たしかに「両手を離すタイミング」はけっこう難しいのです。しかし結論から言えば、あまり大した問題ではありません。大事なのは、ボードが失速しないように立つことだからです。
テイクオフでの両手の置き方
私は自分自身の経験からサーフィンのノウハウを開発していますが、この両手の置き方に関するノウハウはその第一号とも言えるものです。どのサーフィン雑誌や教則本にも書いてないこと。
究極のテイクオフではバックサイド?
なぜレギュラースタンス(バックサイド)はパイプラインやチョープーといったグーフィーのチューブ波に強いのでしょう。
運まかせのテイクオフにならないために
小河さんのテイクオフが安定しない理由は、背中と足首が硬いからです。そういう人がポップアップでテイクオフすると、どうしてもバクチになります。
極上のテイクオフ
ジョーディ・スミスのサーフィンは全てが美しいのですが、もちろんテイクオフも例外ではありません。見てください、この流れるような動き。
世界のトッププロもパーリングする
WCTブラジル大会ではキング・ケリー(ケリー・スレーター)のパーリングシーンが見られました。まさに、「猿も木から落ちる」のことわざどおり。

 
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