スープライディングで上達

テイクオフ成功の法則



スープライディングでホバリングをマスター

 

マサさん(東京都 32歳)にスープライディングの仕方を指導させていただきました。これはプッシュアップ・ホバリングの基礎練習です。この状態を作ることができれば、あとは両足をスッと懐(ふところ)に抱え込むだけです。このときもう一つ重要なアクションとして、「波のフェイスを見る」というのがあります。プッシュアップ・ホバリングで進行方向(波のフェイス)を見る練習は、この段階で徹底的にやっておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

これはミスターテイクオフを使ったプッシュアップ・ホバリングの練習。海に行けないときはこれで効果的なトレーニングが可能です。上体をおもいっきり前にせり出して、その姿勢のまましばらくキープします。これによって両腕が強化され、安定したテイクオフができるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今度はホバリングからボードの上に立ちます。ボードへの加重バランスが崩れているので完全にNGです。

 

 

 

 

 

なんとか成功。まだまだ両腕でボードを押さえる筋力が弱いです。これから毎日このMRを使ってトレーニングされるということなので、確実にテイクオフできる日は近いと思います。

 

 

 

 

 

比較のため私の動画も掲載しておきます。簡単そうに見えますが、かなり奥が深いのです。

 

 

 



コンテンツ
ホバリングの定義
ホバリングとは基本的には「ボードが自力走行を始めて両手がパドリングから解放された状態」ですが、もう一歩進めて「両手をボードの上に置いた状態」というのが実用的な意味になります。
ホバリングの重要性
テイクオフに関しては飛ばしてはならないステップがあります。それを飛ばすからテイクオフできない...波に乗れないと言った方が正確。それがホバリング。
プッシュアップ・ホバリング
テイクオフのステップ2は...プッシュアップ・ホバリング。足ではなくて腕でボードの上に立っている状態ですが、これができればテイクオフはほぼ完成しています。
横方向へのテイクオフ
なぜ真横にパドリングできるのか。テイクオフ前とテイクオフ後で変わっている点は、ライダーが腹ばいになっているか、立っているかの違いです。
テイクオフは遅くてもOK
コッシーさんのテイクオフ動作はゆっくりなのですが、そのスローアクションは全くハンディになってなかったのです。しっかりと波をキャッチし、波の中腹でホバリング。
バランスボードでホバリング練習
「とにかく立てばいい」ではなく、サーフィンの奥深さを感じながら練習してみてください。ミスターテイクオフを使えばそれができます。
ボードをフラットに保つ
波の角度に合わせようとしてはいけません。特にビギナーはそうなのですが、その意識があるからパーリングするのです。あくまでもサーフボードはフラット。
最初に鍛えるべきは背筋
これまでも記事に書いているように、サーフィン初心者や初級者がパドル筋強化のために水泳やチューブ引きをやるのは逆効果です。

 
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