カットバック

テイクオフ成功の法則



カットバックを入れる場所

カットバックができれば、とりあえず中級者の仲間入りです。初心者脱出のつぎに目指すのは、そこです。カットバックができれば、1本の波を岸まで乗っていけます。それは、新たなサーフィンの世界への入り口なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

オーストラリアで開催されたASPジュニア大会初戦のダイジェストです。ビデオ開始2分40秒あたりでIBELLI選手がカットバックをしています。見事なカットバックですが、これが普通はできません。その動きはできても、なかなかこういうふうにキメることができないのです。それは波の見極めができているかどうかの問題であり、まさにサーファーの感性が問われるポイントといえるでしょう。

 

 

岸から見ていれば、「そこでカットバックだ」と言えるのですが、実際にその波に乗っているサーファーには判断がすごく難しいものです。切り立つ波...速く抜けなければ捕まってしまう。その焦りによってカットバックのポイントをスルーしてしまいます。カットバックは一度そのタイミングを見逃してしまうと、もうそこではできません。少し遅れてカットバックに入ってしまったり、無理やり入ってしまうとワイプアウトしてしまいます。

 

 

カットバックはスピードが命。急反転するこの技において、技に入る前にスピードを失ってはいけません。急反転によって急ブレーキがかかるのですから、スピードのない状態でブレーキを踏むのは板の動きを完全に止めることになります。

 



コンテンツ
カットバックの原理と技術
横に走れるようになれば(私的には)いちおう初心者脱出なのですが、波しだいでは、ほんの一瞬のショートライドで終わってしまいます。
3ステップでやってみる
ボトムターンは技の発射台という記事を以前に書きましたが、カットバックもその例外ではありません。
カットバック技術の真相
カリッサ・ムーアとサリー・フィッツギボンを特集した動画はカットバックを分析する上でとても貴重な資料となっています。
技のコンビネーション(CRE)
カットバックしたあと、バックサイドに向けたボードをすぐさま返す。プロのサーフィンを注意深く見ている人は知っていると思いますが、このコンビネーションはサーフィンの定石(セオリー)です。
カットバックに入るタイミング
勇気を出してカットバックしましょう。目の前の波の状態をよく観察し、今すぐ崩れてこなそうだったら「とりあえずカットバック」してみてください。
サーフィンの技は後ろ足が決め手!
サーフィンのあらゆる技は後ろ足の踏みこみ(キック)が決め手です。サーフィン初級者がなぜボードを動かせないかといえば、ズバリ!後ろ足をほとんど使っていないからです。
張ってこない波
サンセットの波は壁を作りません。波のピークを頂点としてキレイな三角形なので、ちょっと走るとすぐにカットバックでパワーゾーンに戻らないといけません。
フェイキーのようなカットバック
サーフボードがバック(後進)しているように見えてしまいます。それが「不思議な感覚」を生んでいるのです。スケートボードでいうフェイキーですね。
カットバックをスケボーで習得
できればスケートパークでこのようなセクションを使うのがベストなのです。逆にいえば、このような練習で腕を磨けば海でもすぐにカットバックができるようになります。

 
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